【13年ぶりのブレスレット】木原直哉さんがWSOP優勝!2本目のブレスレットを獲得

木原直哉(Naoya Kihara)さんが、WSOP 2026「$10,000 No-Limit 2-7 Championship」優勝し、賞金約6,860万円を獲得しました。

世界のトッププロが多数出場した同イベントで、木原さんは強豪を相手に勝ち上がり、自身2本目となるWSOPブレスレットを獲得しました。

この記事では、木原さんの実績やラストハンド、25K Fantasyにおける成績について紹介します。

目次

木原さんが「$10,000 NL 2-7 Championship」で優勝!

日本ポーカー界の先駆者・木原直哉さんが13年の時を経て再び世界の頂点に立ちました

木原さんは2012年のWSOP「$5,000 PL Omaha 6-Handed」で優勝し、日本人初となるWSOPゴールドブレスレットを獲得したことで知られるポーカープレイヤーです。

今回、参加費約160万円のハイローラーイベント「10,000 No-Limit 2-7 Lowball Draw Championship」に参戦。
198名のエントリーが集まる中、見事ヘッズアップでデイビッド・リン(David Lin)さんを撃破して優勝しました。

▼木原さん優勝時のポスト

これにより、木原さんは自身2本目となるWSOPゴールドブレスレットを獲得
日本勢初のブレスレットホルダーが、13年ぶりにふたたび世界の頂点へと駆け上がりました。

手元にはわずか1,000点。絶体絶命からの奇跡的な大逆転

今回の木原氏の優勝劇で最も特筆すべきは、Day 1終盤で見せた驚異的な復活劇です。

ブラインド1,000-2,000の局面で、木原氏はブラフがコールされ、手元にわずか1,000点を残すのみという大ピンチに直面しました。
しかし、そこから強制オールインを耐え抜くと、立て続けにオールイン勝負を制し、チップを回復。
最終的にその1,000点から優勝を掴み取りました

木原氏は自身のX(旧Twitter)で、ポーカー界の有名な格言を引き合いに出し、以下のように驚きを綴っています。

チップアンドチェアという言葉の由来ももし興味あれば調べてみてほしいのですが、まさにそれが自分に起きて、本当に驚きです。

引用:木原さん Xの投稿文より
チップアンドチェアとは

チップアンドチェア(Chip and a Chair)とは、「チップが1枚でも残っていて、席(Chair)に座っている限り優勝の可能性はある」というポーカー界の有名な格言です。

これは、1982年のWSOPメインイベントにおいて、わずか1枚(500点)のチップを残した状態から大逆転優勝を果たしたジャック・ストラウス(Jack Straus)の実話から生まれた言葉です。

木原さんはまさに、40年以上の時を経てこの「ポーカー界最大の伝説」をWSOPで体現してみせました。

勝負を決めたラストハンド

優勝を決めたラストハンドは、ハイレベルなヘッズアップの熱戦を象徴する幕切れとなりました。

リンさんがBTNから25万点にレイズしたのに対し、木原さんはBBから110万点に3ベット。リンさんが440万点のオールインで応戦すると、木原氏は約2分間の長考を経てコールを選択しました。

ショーダウンの時点で、リンさんはカードを交換しない「パット」を選択し、【10-8-5-4-2】(10ロー)を確定。
一方の木原さんは【6-5-3-2】から、最後の1枚をドローする勝負に出ます。

木原さんが引き入れた最後の1枚は「7」。
見事に【7-6-5-3-2】(7ロー)を作り上げ、リンさんの10ローを上回って勝利しました。

これにより、2012年以来となる自身2本目のWSOPブレスレット獲得を決めました。

木原さんのWSOPでの実績

日本人初のWSOPブレスレットホルダーである木原直哉さんは、今回で2本目となるブレスレットを獲得し、日本人として3人目の「複数ブレスレット保持者」となったレジェンドプレイヤーです。

彼の強さを象徴するのが、卓越したミックスゲームの実力です。

ブレスレットを獲得した「$5,000 PLOmaha」や「$10,000 NL 2-7 Lowball」での優勝実績はもちろん、世界のトッププロが多く参戦する「$50,000 Poker Players Championship(PPC)」での3位入賞は、世界のトッププロたちと張り合える実力の証明とも言えるでしょう。

現在、海外のライブトーナメントを中心に活躍しており、生涯獲得賞金は通算で約4億5,200万円(日本人ライブ賞金ランキング8位)に達しています。

木原直哉さんの主なポーカー実績は以下の通りです。

主な実績WSOPブレスレット2本
WSOP「$5,000
PL Omaha 6-Handed」 1位
WSOP「$50,000
Poker Players Championship」 3位
WSOP「$10,000
NL 2-7 Lowball Draw」 1位
主な称号日本人初のWSOPブレスレットホルダー
日本人3人目のWSOPブレスレット2本目獲得
世界
ランキング
日本人ライブ賞金ランキング8位
(2026年6月時点)
獲得賞金ライブ通算 約4億5,200万円
主な
プレイ領域
海外ライブトーナメント
混合ゲーム(ミックスゲーム)
参照:The Hendon Mob /
WSOP公式プロフィール

木原直哉さんの今回の優勝は、岡本詩菜さん、りゅうたろうさんに次ぐ、日本人として3人目の「WSOPブレスレット2本目獲得」という歴史的快挙となりました。

また、この「$10,000 NL 2-7 Lowball Draw」には、日本人2人目の2冠保持者であるりゅうたろうさんも出場し、4位に入賞。

日本のミックスゲーム界を代表する二人が世界大会のファイナルテーブルに並び立ち、1位と4位を飾るという、日本ポーカー界のレベルの高さを世界に示す結果となりました。

りゅうたろうさんについては、以下の記事で詳しく説明しています。

25K Fantasyとは?|注目ポイント

WSOP 2026で行われた25K Fantasy Draftの画像
画像:SPADEPOKER

今回の木原さんの活躍は、「WSOP 25K Fantasy Draft 2026」でも大きな影響をもたらしました。

25K Fantasy DraftはWSOP期間中の対象イベントで、指名されたプレイヤーの成績に応じてチームがポイントを獲得する企画です。
2026年は24チームが参加し、各チーム8名のプレイヤーで点を競い合います。

木原さんは今回のドラフトで、
「Team Banana」に$1で指名されています。

25K Fantasy公式サイトによると、「$10,000 No-Limit 2-7 Lowball Draw Championship」は参加費約160万円(10,000ドル)のためポイント倍率は2倍198エントリーのイベントとして集計されています。

木原さんはこのイベントで優勝し、25K Fantasy上では126ポイントを獲得しました。

木原さんの25K Fantasyのスコア
(画像:25K Fantasy)

1ドルで指名された木原さんの優勝は、実際のWSOP成績だけでなく、25K Fantasy上でも存在感を示す結果となりました。

WSOP 25K Fantasy Draft 2026の仕組みや日本人選手の指名状況については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ|木原直哉さんが13年ぶり2本目のWSOPブレスレット獲得

木原直哉さんが、「$10,000 No-Limit 2-7 Lowball Draw Championship」を制し、自身2本目となるWSOPゴールドブレスレットを獲得しました。

木原さんは2012年の「$5,000 Pot-Limit Omaha」で日本人初のWSOPブレスレットホルダーとなりましたが、今回の優勝により13年ぶりのブレスレット獲得を達成。
日本ポーカー界の歴史に新たな1ページを刻む結果となりました。

優勝賞金は約6,860万円
198エントリーが集まったブレスレットイベントの頂点に立ちました。
本当におめでとうございます。

世界最高峰の舞台で再び結果を残した木原さん、今後のWSOPでの活躍にも注目が集まります。

WSOPはまだ序盤、7月15日(水)まで続きます。
今回の実績をきっかけに、木原さん含め、日本人プレイヤーが今後のイベントでどのような活躍を見せるのか、さらに注目が集まりそうです。

WSOPの概要を知りたい方はこちら▼

WSOPで活躍する日本人プレイヤーの紹介記事はこちら▼

LightTHREE公式Xでは、WSOPの注目ハンドを随時切り抜いて投稿しています。

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この記事を書いた人

ポーカー歴2年。都内のポーカールームを中心に、ハウストーナメントを軸にプレイを続けている。これまでに複数の入賞経験を持ち、ローカル大会での実戦経験を積み上げてきた。前職もライターとして活動しており、記事構成力や情報整理力を活かし、プレイヤー視点の実戦的なポーカー情報を発信。プリフロップ戦略やトーナメント中盤の立ち回りなど、再現性のある内容を意識して執筆している。

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