日本のポーカーに貢献してきた人物・団体まとめ|黎明期から現在までの歴史をたどる

日本のポーカー界の歴史

2023年、まさきんぐさんが投稿した「日本のポーカー界の発展に貢献してきたと思うものランキング」というポストが、今になって再び注目を集めています。

当時よりプレイヤー人口が何倍にも膨れ上がった今だからこそ、「この環境を誰がどうやって作ったのか?」という問いに改めて注目が集まっているのでしょう。

サテライトがあり、店舗があり、海外大会を目指せて、YouTubeで学べて、Xで結果を追える —
この環境は、最初からあったものではありません。

この記事では、日本のポーカーを作ってきた人物と団体の貢献を「黎明期」「成長期」「爆発期」の3つの時代に分けて紹介します。
実績や団体の活動状況は、2026年8月21日時点の公式情報をもとに更新しています。

目次

黎明期(〜2012年)—
日本のポーカーに種を蒔いた人たち

「日本のポーカー界」という言葉自体が存在しなかった時代に、法律の壁や認知度の低さに向き合い、遊べる場所と大会へ進む道を作った人たちがいます。

アミューズメントポーカーという「発明」 — 遊べる場所を生み出した仕組み

日本では刑法185条により、賭博が原則として禁じられています。
そこで国内に広がったのが、現金を用いずにプレイするアミューズメントポーカーというモデルです。

チップを使って競うこの仕組みが、国内でポーカーを遊ぶ場の土台になりました。

この時代に店舗を開いたパイオニアがいます。

2007年にアキバギルドがオープン

アキバギルドのメイドさん
アキバギルドのメイドさん
引用:公式HP

2007年8月に秋葉原でアキバギルドがオープンしました。

当時はまだ日本国内でテキサスホールデムの認知度が極めて低かった時代に、「メイド×カジノゲーム」という秋葉原のカルチャーを掛け合わせた独自のコンセプトでスタート。

アキバギルドのメイドさん
アキバギルドのメイドさん
引用:公式HP

カジノをイメージしたテーマパークとして、日本のポーカーの常設の場を初期から作り上げました
後に名古屋・池袋・渋谷・新潟にも展開し、日本のアミューズメントポーカーの基盤を確立します。

後に立ち上がる国内有数のポーカーイベント「JOPT」などの大型トーナメントへ挑戦するためのインフラとしても、早い段階から店舗でのサテライトを発信し続け、日本の競技文化の育成を牽引してきました。

最初のトーナメント文化を作った人たち — 「大会に出る道」の始まり

日本で初めて大規模なポーカートーナメントを組織した存在として、以下の団体・人物が挙げられます。

2007年にAJPC(全日本ポーカー選手権)が設立

第1回AJPCの会場の様子
第1回AJPCの会場の様子
引用:AJPC公式サイト

AJPCは、2007年にフジテレビとAJPC実行委員会の主催、セガサミーホールディングスのタイトルスポンサーにより創設されました。

参加費無料のトーナメントで、優勝者には「WSOP Main Event」の出場権が提供されています。
初回の参加者は71名でした。

2011年にJOPTが設立

JOPT 2026 Grand Final会場
2026 Grand Final 会場の様子
引用:flickr

そして2011年、アキバギルドを運営するハンターサイトが、現在のJOPTの前身となる「JPT(ジャパンポーカーツアー)」を立ち上げました。

記念すべき最初の「JPT東京」は、メイドカジノ「アキバギルド」で開催され、合計440人が参加する大盛況となりました。

そして2011年10月30日、全国規模の大会「JAPAN」が開催されました。

今では大規模なポーカーイベントとなったJOPTですが、当時のサテライト店舗は全国で10店舗ほどでした。

誰もが気軽に大型トーナメントへ挑戦できる現在のインフラは、この一歩からスタートしたのです。

2012年に木原直哉さんがWSOP優勝

木原直哉さん
木原直哉さん
引用:WSOP公式サイト

2012年6月、木原直哉さんがWSOP「$5,000 Pot-Limit Omaha Six-Handed」(419人参加)で優勝し、日本人として初めてWSOPブレスレットを獲得しました。
賞金は約4,000万円です。

当時、メディアでは「東大卒のプロポーカープレイヤーが世界大会で優勝」と大きく報じられました。

この「東大卒」という切り口が、ポーカーをギャンブルではなく「知的スポーツ」として世間に肯定的に受け入れられるための、最初の足がかりを作ったと言えます。

WSOPの記事では、ファイナルテーブル中に「1万マイル離れた日本から数百件のテキストメッセージと電話が殺到した」と報じられています。

木原直哉さんのテレビ出演
木原直哉さん
引用:TBS公式サイト

この優勝以降、後にTBS「クレイジージャーニー」への出演を通じて、番組をきっかけにポーカーを始めた「クレイジージャーニー世代」と呼ばれるプレイヤー層も誕生しています。

つまり、黎明期に起きたことは「ポーカーで遊べる場所」と「大会に出る道」が日本に生まれたということです。
今の店舗トーナメントやサテライト文化は、この時代の試行錯誤の延長線上にあります。

成長期(2013〜2019年)—
競技文化とインフラが形になった時代

木原さんのWSOP優勝を機に認知は広がったものの、ポーカーはまだ一部の愛好家が楽しむ趣味でした。
この時代には、海外挑戦・学習コンテンツ・国内インフラが同時に広がりました

海外で結果を出し続けた挑戦者たち —
「日本人でも勝てる」を証明した人たち

木原さんの快挙に触発されるように、複数の日本人プレイヤーが世界の主要大会で次々とタイトルを勝ち取っていきます。

プレイヤー大会 / イベント成績
2013Masato YokosawaWPT Korea
メインイベント
優勝
2015Takahiro NakaiWSOP $1,000 NLH優勝
2016Iori YogoAPT Player
of the Year
年間最優秀
2018Takashi OguraAPPT Macau HK$200k
NLH Shot Clock
優勝
2019Tsugunari TomaEPT Prague
1Day HR + SHR
2冠

2013年に世界のヨコサワさんがWPT優勝

世界のヨコサワさん
世界のヨコサワ
引用:PRTIMES

世界のヨコサワこと横澤真人さんは、21歳という若さで日本人初となるWPTタイトルを獲得し、衝撃的なデビューを果たしました。

ヨコサワさんとヒロキさんはアミューズメントポーカー店で出会い、この原点が後の「ROOTS」という店名にもつながっています。

アミューズメント店舗から世界タイトルへ — この優勝は、現在のトッププロ、そして人気YouTuberとしての「世界のヨコサワ」の出発点となりました。

2015年に中井隆博さんがWSOP 優勝

中井隆博
中井隆博
引用:WSOP公式サイト

中井隆博さんは、2015年のWSOP $1,000 NLHで2,497エントリーを制して優勝しました。
賞金は約4,000万円で、日本人2人目のWSOPブレスレットホルダーです。

中井さんは、初めて挑戦したWSOPで優勝を果たしました。
この結果は、国内プレイヤーに「自分にもチャンスがある」という期待を抱かせるものといえるでしょう。

学習・戦略文化の土台を作った存在 —
日本語で強くなれる環境の始まり

この時代に、日本語でポーカーの戦略を学べる環境が徐々に形になっていきました。

ひゃっほう掲示板

ひゃっほう掲示板
ひゃっほう掲示板

ひゃっほうこと池内一樹さんは、2003年にポーカーを始め、「ひゃっほう掲示板」を運営していました。

プリフロップチャートやGTO解析のデータや概念をいち早く日本語でわかりやすく紹介、提供し続け、日本語ポーカー学習の定番サイトとして多くのプレイヤーに利用されてきました。

国内インフラの静かな拡大 —
ポータル・法整備が動き出した時代

団体や制度の面でも、この時代に土台が築かれています。

2016年にPokerGuildが設立

PokerGuild
PokerGuild
引用:PokerGuild公式サイト

2016年にはPokerGuildが設立されました。
全国のアミューズメントポーカー店のトーナメント情報を日付・地域・フォーマットで検索可能に集約した存在です。

店舗間で使えるマイレージシステムを導入し、それまでバラバラだった各店舗を横断的につなぐ存在になりました。

現在のPokerGuildでも、全国の大会検索やプレイヤー向けの管理機能が提供されています(2026年8月時点)。

PokerGuild
リニューアル後のPokerGuild

プレイヤーは日付や地域からトーナメントを探し、店舗を横断して情報を確認できます。

店舗ごとに分かれていた開催情報をまとめる、国内ライブポーカーの横断型プラットフォームとして利用されています。

2016年にはIR推進法が成立

2016年にIR推進法、2018年にIR整備法が成立しました。
その後のカジノ管理委員会規則では、カジノ行為の一つとしてポーカー8分類(うち1分類は顧客相互間のトーナメント)が規定されています。

成長期を通じて、「世界で勝てる実力」「日本語で学べる環境」「全国の店舗をつなぐインフラ」が揃いました
あとは、ポーカーの存在を界隈の外に知らせる「起爆剤」だけが足りていませんでした。

爆発期(2020年〜現在)— ポーカーが「界隈」から「文化」になった時代

2020年からのコロナ禍は、日本のポーカーシーンにとって大きな転換点の一つとなりました。

店舗数の急増、大型大会のスケール拡大、テレビ・配信への進出、さらには政治的な動きまで — ポーカーは「内輪の趣味」から「社会現象」へと一気にフェーズが変わりました

コロナ禍という転換点 —
大型会場と店舗網が一気に広がった

JOPT会場の様子
JOPT会場の様子
引用:flickr

コロナ禍では、ポーカーを含む会場イベントが開催制限の影響を受けました。
その後、感染対策を講じて再開したイベントは大型会場へ移り、開催規模を広げています。

JOPTも竹芝などの大型会場で開催されるようになり、会場型イベントとしての規模を拡大しました。

店舗だけでなく大型会場でも定期的に大会が開かれるようになり、国内大型トーナメントの開催基盤が整いました

KKLIVE POKER SHINJUKU
KKLIVE POKER SHINJUKU

もう一つの変化は店舗網です。
2020年代には、Casino Live TOKYOKKLIVE POKERなどのポーカールームが開業し、プレイできる場所が増えました。

さらに、外出自粛によって自宅で動画を観る時間が増えたことで、ポーカー系YouTubeの視聴者も急増しました。

まさきんぐさんが配信を開始

まさきんぐさん
まさきんぐさん
引用:本人X

まさきんぐさんがYouTube配信を開始したのも、このコロナ禍の時期です。

当時「ポーカープロに勝てたら10万円」といった数々のヒット企画を打ち出したほか、プレイヤー全員がヘッドホンを装着して自分の思考をリアルタイムで解説する「ヘッドホンポーカー」を日本に広めた人物でもあります。

プロの判断プロセスがリアルタイムで可視化されるヘッドホンポーカーは、観るだけで戦略が学べるコンテンツとして多くのプレイヤーに支持され、店舗イベントとしても各地に広がっています。

世界のヨコサワさんとROOTS

世界のヨコサワさん
世界のヨコサワさん
引用:PR TIMES

2020年1月に投稿した動画「プロギャンブラーにいきなり10万円渡したら1時間でいくらにできんの?」が450万回以上再生される大ヒットを記録しました。

ROOTS SHIBUYA店内
ROOTS SHIBUYA
引用:ROOTS SHIBUYA公式HP

2021年6月には、共同創業者のヒロキさんとともにPOKER ROOM株式会社を設立し、渋谷にROOTS SHIBUYAをオープンしました。

ROOTSの原点は、当時宮益坂にあった「シブヤギルド」です。

ヒロキさんと出会ったのもこの店舗であり、2人が立ち上げるポーカールーム「ROOTS」の名前の由来にもなっています。

m HOLD’EM(エムホールデム / サミー株式会社)

m HOLD'EM
m HOLD’EM
引用:m HOLD’EM公式サイト

2021年7月1日にサミー株式会社(セガサミーHD子会社)がリリースしたテキサスホールデムアプリです。

2023年3月に100万ダウンロード、2025年7月(4周年時点)に約250万ダウンロードを突破しました。
2026年7月にはサービス開始5周年を迎えています。

にじさんじ・ホロライブ・ぶいすぽっ!のVTuber 3事務所24タレント合同コラボ「m VTuberポーカーフェスティバル」など、ポーカー未経験のゲーム / アニメファン層を取り込むコラボレーション展開が特徴です。

ポーカーチェイス(Poker Chase)

ポーカーチェイス
ポーカーチェイス
引用:ポーカーチェイス公式サイト

2021年8月にC-bet社(Skyfall子会社)がリリースした、テキサスホールデム × バトルロイヤル形式のアプリです。

にじさんじをはじめとする人気VTuberやアニメとのコラボを積極的に展開しています。

人気ライバーがキャラクターとして登場したことも大きな話題となり、それまでポーカーに触れてこなかった幅広いネットゲーマー層や若年層に向けて、新たなブームの入口を作りました。

株式会社Waitinglistが設立

Waitinglist
Waitinglist
引用:Waitinglist公式サイト

アミューズメントポーカー店舗の急増に伴い、プレイヤーの利便性を大きく向上させたのが、2022年12月に設立されたDMMグループの株式会社Waitinglistです。

それまで各店舗でバラバラだった「リングゲームの空席状況」や「順番待ちの登録」を、スマートフォンアプリ上でリアルタイムに確認・管理できるシステムを提供しています。

全国100店舗以上のポーカールームへ急速に導入が進みました。

DMM TVがWSOPの独占配信

DMM WSOPの独占配信
WSOPの独占配信
引用:PR TIMES

2024年に、世界最高峰の舞台「WSOPメインイベント」の国内初となる完全日本語翻訳・実況解説付きの独占実況配信をDMM TVが開始しました。

これまで海外のテレビ番組や英語配信でのみ視聴されていた世界戦を、日本にいながら手軽に日本語で楽しめる環境の土台を作りました。

ABEMA

ABEMA
ABEMA
引用:ABEMA公式サイト

ABEMAは2026年6月26日に「POKERチャンネル」を開設しました。

翌6月27日から、WSOP 2026を国内独占・無料で生中継しました。

公式ページでは、日本語実況・解説付きの各イベントを見逃し配信でも確認できます。

また、著名人を活用した「POKER SONIC」や「Queen of Poker」など、エンタメ性の高い独自番組を次々と放映しています。

POKER SONIC
POKER SONIC
引用:ABEMA公式サイト
ABEMA Queen of Poker
ABEMA Queen of Poker
引用:ABEMA公式サイト

ABEMAは、WSOPの大会中継と独自番組の両方を配信し、ポーカーを継続的に視聴できる導線を作っています。

芸能人・有名人の参入

田中圭さん
田中圭さん

ポーカーの社会的認知を広げた存在として、芸能人の参入も大きな役割を果たしています。

スクロールできます
人物ジャンルポーカーとの関わり
GACKTミュージシャン7年以上の経験。2018年にAbemaTV
「GACKTプロデュース! POKER×POKER」をプロデュース
本郷奏多俳優APPT Manila KO Turbo 4位
AJPC Taiwan Head Hunter Bounty優勝
田中圭俳優WSOP 2025で3位入賞(約1,700万円)
EPT Barcelona 2025にも参戦
小籔千豊お笑いABEMAの「POKER SONIC」をプロデュース
10年以上の経験
東海オンエアYouTuber「ポーカー」関連動画を多数公開

こうした著名人の参入は、それまでポーカーを知らなかった層が「面白そう」「自分もやってみたい」と興味を持つきっかけとなりました。

アングラなカードゲームという従来のイメージを払拭し、誰もが気軽に挑戦できるクリーンな知的スポーツとして、新規プレイヤーの裾野を広げる原動力となっています。

トーナメント文化の爆発的成長

JOPT会場の雰囲気
JOPT会場の雰囲気

JOPTのメインイベント参加者数の推移をたどるだけで、日本のポーカー界がどれほど急速に拡大してきたかが見えてきます。

2025年の大会では4,525エントリーを記録するまでに拡大しました。

2023年までは約1,000人だったMain Eventが、2024年に3,855エントリー、2025年には4,525エントリーを記録しています。
JOPT 2026 Grand FinalはMain Eventが2,816エントリー、13日間の延べ来場者数が約4万人でした。

エントリー数に加えて会期と来場者数を見ると、JOPTが大会から複数日型の大型イベントへ広がったことが分かります。

JOPT Grand Final Main Eventエントリー数の推移
JOPT Grand Final Main Eventエントリー数の推移(2017〜2025年)
出典:JOPT公式リザルト

また、2023年の「JOPT 2023 Tokyo #02」では、ファイナルテーブルの9名全員にWSOP Main Event出場権が付与されるなど、海外大会へ進むルートも整備されました。

2023 Tokyo #01 決勝進出者
2023 Tokyo #01 FT進出者

JOPTの協賛企業も多様化しています。

バーガーキング協賛イベント
バーガーキング協賛イベント
引用:JOPT公式サイト

2026年大会ではバーガーキング、ブラックサンダー、17LIVE、BLVCK PARISなど異業種の企業が協賛イベントやブースで参加しています。

さらに、会場周辺の店舗と提携して「ドリンクチケット」を利用できるようにするなど、地域全体を巻き込んだ企画を展開。

会場内にとどまらず、周辺店舗への送客にもつながるイベント設計が取り入れられています。

JOPT Games
JOPT Games
引用:JOPT公式サイト

また、JOPTは「JOPT Games」でオンラインサテライトを展開しています。

特徴の一つは、WSOPやJOPTなどのライブイベントへつながる予選です。

アプリ内で開催中のサテライトに参加し、通過すると国内外のライブイベントへの出場権獲得を目指せます

App StoreGoogle Play
ダウンロードはこちら▷ダウンロードはこちら▷

日本のポーカー熱はJOPTの成長だけに留まりません。

WPTやWSOP、Tritonといった海外の主要オペレーターや世界的ブランドが次々と日本へ本格参入・アプローチを仕掛けるまでに至りました。

海外実績の新たなステージ —
世界で勝つ日本人が「当たり前」になった

岡本詩菜さん
岡本詩菜さん

2021年以降、日本人プレイヤーの海外での戦績は質・量ともにこれまでとは異なるレベルに達しています。

スクロールできます
プレイヤー大会 / イベント賞金
2021Motoyoshi Okamura
WSOP $1,500
Mixed NLH/PLO
約3,300万円
2022Shota Nakanishi
WSOP $10,000
NLH Short Deck
約4,400万円
2023Masashi Oya
WSOP Paradise
$100,000 Ultra HR
約4.3億円
2023Ryutaro Suzuki
WSOP $3,000
Nine Game Mix
約3,200万円
2024Shiina Okamoto
WSOP $1,000
Ladies Championship
約2,600万円
2025Shiina OkamotoWSOP Ladies
(大会史上3人目の連覇)
約2,800万円
2025Jun Obara
Triton Jeju $40K MB
(日本人初Triton優勝)
約1億円
2025Kohei Arai
WSOP Main Event
25位
(当時の日本勢最高順位)
約5,400万円
2025Ryutaro SuzukiWSOP $3,000
T.O.R.S.E.
(2本目のブレスレット)
約5,900万円
2026Naoya Kihara
WSOP $10K NL
2-7 Lowball Draw Champ.
約6,500万円
2026Naoya KiharaWSOP $10K
Seven Card Stud Champ.
(3本目のブレスレット)
約4,600万円
2026Koji Fujimoto
WSOP $10K Limit
2-7 Triple Draw Champ.
約6,000万円
2026Daisuke OgitaWSOP $1,000
Mini Main Event
(初ブレスレット)
約1.5億円
2026kiyo73WSOP $10,000
Main Event
23位
約4,900万円

※賞金は大会時点の為替をもとに概算しています。2026年分は1ドル=150円で計算しており、為替変動により実際の金額と異なります。

2026年にはDaisuke Ogitaさんが、12,560エントリーのWSOP「$1,000 Mini Main Event」で初ブレスレットと賞金約1.5億円を獲得しました。

同年のWSOP Main Eventでは、公式結果に「kiyo73」と登録された日本勢が9,208エントリー中23位・賞金約4,900万円を記録。
前年のKohei Araiさんの25位を上回る順位となりました。

特に注目すべき人物を紹介します。

岡本詩菜さん

岡本詩菜さん
岡本詩菜さん

岡本詩菜さんは、WSOPで2本のブレスレットを獲得している日本人ポーカープレイヤーです。

公開されている生涯獲得賞金データでは日本人女性の首位とされ、JOPT公式パートナーや、トレーニングツール「GTO Wizard」のチームプロも務めています。

WSOP「$1,000 Ladies Championship」では、2024年に日本人女性初のブレスレットを獲得
翌2025年には同イベントを連覇し、日本人初となる2本目のブレスレット獲得と、大会史上3人目の連覇を同時に達成しました。

Masashi Oyaさん

WSOP Paradiseで優勝したMasashi Oyaさん
Masashi Oyaさん
画像:PokerNews

Masashi Oyaさんは、海外のハイローラートーナメントを主戦場とする日本のポーカープレイヤーです。

ライブ通算獲得賞金は約16.5億円で、The Hendon Mobの日本人生涯獲得賞金ランキングでは首位です(2026年8月1日確認)。

2023年12月には、バハマで開催されたWSOP Paradiseで優勝し、WSOPブレスレットと賞金約4.3億円を獲得しました。

翌2024年にはEPTモンテカルロのハイローラーや、Super High Roller Series Cyprusでも優勝を重ねています。

制度化の動き — ポーカーが「趣味」から「産業」になり始めた

2025年以降、ポーカーは行政や大手企業の視野にも入る存在へと変わりつつあります。

ポーカー文化振興議員連盟

ポーカー文化振興議員連盟
ポーカー文化振興議員連盟
引用:ポーカー文化振興議員連盟公式サイト

ポーカー文化振興議員連盟は、2025年6月に自民党本部にて設立総会が開催されました。
会長は木原誠二衆議院議員で、岸田文雄前首相も出席しています。

ポーカーを知的スポーツとして認知し、業界のコンプライアンス基準を策定することを目指しています

JPBAとPPCJは議員連盟の総会に参加し、業界側から活動状況やガイドライン整備の進捗を報告しています。

2026年4月の第3回総会では、アミューズメントポーカー店舗運用ガイドラインを2026年度内を一つの目標として段階的に整備する方針が報告されました。

JPBA(日本ポーカー事業者連盟)

JPBA
JPBA

ポーカー業界の健全な発展と社会的信頼の向上を目指す一般社団法人日本ポーカー事業者連盟(JPBA)は、2025年8月22日に設立されました。

2026年8月7日には、PPCJと共同で進める「アミューズメントポーカー店舗運用ガイドライン」の策定状況と加盟事業者向け説明会資料を公開しました。

日本のポーカーは、
誰か一人が作ったものではない

Main Event / JOPT 2026 Grand Final
Main Event / JOPT 2026 Grand Final
引用:JOPT公式サイト

法律の壁に向き合いながら店舗を開いた人、採算が見えない中で大会を回し続けた人、渡航費を自腹で払って世界に挑んだ人がいました。
学び方を言語化して発信した人、動画やアプリで「始められる入口」を用意した人もいました。

そうした無数の先駆者たちが繋いできたバトンの上に、今の「日本のポーカーシーン」は成り立っています

かつてはアングラなイメージで見られがちだったカードゲームは、大会・配信・アプリ・制度整備へ広がるマインドスポーツへと姿を変えています。

2026年にはWSOPで日本勢のブレスレット獲得やMain Event 23位が記録され、国内では店舗運用ガイドラインの整備も進みました。
競技実績と事業環境の両方が更新されている点が、現在の日本のポーカーを捉えるうえで重要です。

大会やアプリの情報は随時更新されるため、参加を検討する場合は公式サイトで現在のサテライトと参加条件を確認すると判断しやすいでしょう。

JOPT会場

JOPT 2026 Tokyo #03
2026.10.08 – 10.12
@ベルサール高田馬場

詳しくはこちら▷

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この記事を書いた人

元アミューズメントカジノディーラー。イベント企画会社で培った進行・段取り力を活かし、現在はライトスリー編集部のライターとして活動中。ディーラーとして通算数万ハンドの進行に携わった経験から、ルール適用やテーブルマナー、初心者へのレクチャーに精通。プレイヤーとしても実戦と研究を重ねており、現場の実務知と打ち手としての視点を融合させた「リアルで再現性の高い情報」を届けている。

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