WSOPのPPCとは?日本人出場者とJOPT_PPCとの違いを解説

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WSOP 2026で、ポーカーの総合力が問われる高額イベント「$50,000 Poker Players Championship(PPC)」が開催されています。

WSOPのPPCは、ポーカー版の「総合格闘技」のような大会で、普段よく見るテキサスホールデムだけでなく、9種類の異なるポーカーを次々に戦うため、1つのゲームが強いだけでは勝てません。

しかも参加費は約800万円級で、出場者は世界トップ級のプロが中心です。
その中で日本人選手が上位に残っていることは大きなニュースです。

日本人プレイヤーは確認できている範囲で3人が参加しており、Day 2終盤時点で敗退せずにプレイを続けている日本勢は、Yosuke Mikiさん1名です。

【2026年6月23日最新】
2026年6月23日15:00(JST)時点のPokerNews掲載情報をもとに更新しています。PPCは現在進行中です。

目次

WSOPのPPCとは?ポーカー版総合格闘技

9ゲームで総合力を競うMIXゲーム

PPCは「Poker Players Championship」の頭文字をとった略称です。

WSOPのPPCは、9ゲームMIX形式で行われ、NLHに加えて、オマハ系・スタッド系・ラズ・2-7ローボールなどもプレイします。

一般的にテレビやアプリで見かけるポーカーは、主に「ノーリミット・テキサスホールデム(NLH)」ですが、PPCでは、それだけを得意にしていても勝てません。

ゲームと概要
No-Limit Hold’em
2枚の手札と共通カードで役を作る、ベット上限なしのゲームです。
Limit Hold’em
使うカードはNLHと同じで、ベット額が決められているゲームです。
Pot-Limit Omaha
手札2枚+共通カード3枚を必ず使い、ポット額までベットできるゲームです。
Limit Omaha Hi-Lo 8 or Better
手札2枚+共通カード3枚を使い、強い役と8以下のローでポットを分け合うゲームです。
Seven Card Stud
共通カードは使わず、自分に配られた7枚のカードから5枚の役を作ります。
Seven Card Stud Hi-Lo 8 or Better
7枚から5枚の役を作り、強い役と8以下のローでポットを分け合うゲームです。
Razz
7枚から最も弱い5枚の役を作り、一番弱い役のプレイヤーが勝つゲームです。
No-Limit 2-7 Lowball Draw
手札を交換して最も低い役を目指す、ベット上限なしのゲームです。
Limit 2-7 Lowball Triple Draw
最大3回手札を交換して低い役を目指す、固定ベットのゲームです。
参照: PokerNewsライブカバレッジ

WSOP 2026大会の基本情報

WSOP 2026のPPCは、ラスベガス時間の2026年6月21日から25日まで開催されています。

賞金総額は約8.3億円で、少人数ながら賞金規模が大きい高額イベントです。

2026年大会の基本情報
大会名
$50,000 Poker Players Championship
開催期間
ラスベガス時間 2026年6月21日~25日
会場
Horseshoe and Paris Las Vegas
形式
9ゲームMIX / 7人テーブル
総エントリー
108
賞金総額
約8.3億円
スタートスタック
300,000点
レベル
100分
レイトレジスト
Day 2 Level 10開始まで
リエントリー
なし
参照: WSOP公式スケジュール / PokerNewsプレビュー

PPCが権威あるタイトルである理由

WSOPのPPCが、権威あるタイトルとされる理由は、参加費の高さだけではありません。

PPCは9ゲームMIXで行われるため、得意な1種目だけで押し切るのは難しく、ポーカー全体の総合力が問われます。

チップ・リースの名前を冠したトロフィー

PPCの歴史で外せない名前が、デビッド・”チップ”・リース(David “Chip” Reese)です。

2006年WSOPの$50,000 H.O.R.S.E.を制した人物で、死去後、優勝者にWSOPブレスレットだけでなく、彼の名を冠した「Chip Reese Memorial Trophy」も贈られます。

ネグラヌとミズラキの優勝が示す
大会の重み

WSOPのPPCは、過去の優勝者を見ても、世界的トッププレイヤーが名を連ねており、このタイトルの価値がうかがえます。

2024年:ダニエル・ネグラヌ

2024年PPC優勝時のダニエル・ネグラヌ
2024年PPC優勝時のダニエル・ネグラヌ

2024年のPPCは、WSOP通算賞金ランキング1位のダニエル・ネグラヌが制しました。
ネグラヌにとって7本目のWSOPブレスレットで、2013年以来となるWSOPタイトル獲得でした。

ネグラヌは、WSOPを代表するスタープレイヤーの一人です。
複数のWSOPブレスレットを獲得してきただけでなく、長年にわたってポーカー界の顔として知られてきました。

ネグラヌの実績や人物像については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2025年:マイケル・ミズラキ

2025年PPC優勝時のマイケル・ミズラキ
引用:WSOP

また、2025年はマイケル・ミズラキが勝ち、PPC通算4勝目を果たしました。
ミズラキは2010年、2012年、2018年にもPPCを制しています。

同じプレイヤーが15年にわたって勝ち続けていることは、PPCが一時的な勢いや得意種目だけでは勝ち切れないタイトルであることを示しています。

歴代優勝者は他にも、ブライアン・ラスト、フィル・ヒューイなど、いずれもNLHだけでなく複数種目で実績を残してきたプレイヤーが並びます。

日本勢は?Yosuke Mikiさんが残る

WSOPのPPCには、確認できている範囲で3人の日本人プレイヤーが出場しました。

参加が確認できているのはYosuke Mikiさん、木原直哉さん、ナーツゴンニャー中井さんで、Day 2終盤時点で残っている日本人プレイヤーはYosuke Mikiさんです。

日本勢の状況
Yosuke Mikiさん
Day 2でチップを持って残っており、PokerNewsのチップカウントでは1,425,000点、5位に掲載されています。
木原直哉(Naoya Kihara)さん
2022年PPCでは3位に入賞しています。
ナーツゴンニャー中井(Ryuta Nakai)さん
海外イベントで多くの結果を残しています。
参照: PokerNewsチップカウント / Day1チップカウント

Yosuke Mikiさん

Yosuke Mikiさん
Yosuke Mikiさん

Yosuke Mikiさんは、PokerNewsによると、Day 2終盤時点で1,425,000点とスタートスタックから大きく増やし、5位に入っています。

WSOP PPCでは、得意な種目だけを選んで戦うことはできないため、チップ量があることは大きな意味を持ちます

スタックに余裕があれば、苦手種目で無理に大きな勝負をせず、得意種目でチップを伸ばす展開を作りやすくなります。
1,425,000点を持つMikiさんは、そうした選択を取りやすい位置にいます。

木原直哉さん
2026年WSOPでブレスレットを獲得した木原直哉さん
2026年WSOPでブレスレットを獲得した木原直哉さん
画像:PokerNews

木原直哉さんも2026年PPCに参加した日本人プレイヤーの一人で、PPCと相性のいいMIXゲームの名手です。

今年のWSOPでも、すでに複数種目で大きな結果を残しています。

木原さんはWSOPブレスレットを3本持っており、2022年のPPCでは3位に入賞しています。
2026年WSOPでは、No-Limit 2-7 Lowball DrawとSeven Card Studを制しています。

PPCにはローボール、スタッド、オマハ系が入るため、木原さんの得意分野と重なる部分が多い大会です。

ナーツゴンニャー中井さん
テーブルでプレイするナーツゴンニャー中井さん
ナーツゴンニャー中井さん

ナーツゴンニャー中井さんも2026年PPCに参加した日本人プレイヤーの一人で、海外イベントでも結果を残しています。

JOPT PPCとの違い

PPCと一口に言っても、JOPTはNLHの大型タイトル、WSOPはMIXゲームの総合タイトルで、同じPPCでも、求められるスキルや戦い方には大きな違いがあります。

WSOP PPCとJOPT PPCの違い
正式名称
WSOP: $50,000 Poker Players Championship
JOPT: NLH Poker Players Championship
主なゲーム
WSOP: 9ゲームMIX
JOPT: NLH
参加費
WSOP: 約800万円 (50,000ドル)
JOPT: 40,000円
スタック
WSOP: 300,000点
JOPT: 50,000点
大会の性格
WSOP: 少人数寄りの高額MIXゲーム
JOPT: 参加人数数千人規模の人気NLHイベント
勝ち切るための軸
WSOP: 複数ゲームを横断する安定感
JOPT: 大規模NLHフィールドでの対応
参照: JOPT structure / JOPT開催レポート

また、JOPT GamesではNLH以外のゲームも遊べます。
PLOや6+など、アプリ内でいろいろな種目に触れたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

同じPPCでも、JOPTとWSOPでは問われる力が異なる

JOPTとWSOPには、どちらにも「PPC」という名前のイベントがあります。

ただし、両者は同じ形式ではなく、JOPTのPPCはNLHで行われる大型イベントである一方、WSOPのPPCは9ゲームMIXで行われます。

そのため、WSOPのPPCでは、幅広いゲームへの対応力が問われます。
一方、JOPTのPPCはNLHで行われる、国内プレイヤーにとってなじみのある大型タイトルです。

同じ「PPC」という名前でも、JOPTのPPCはNLHの国内大型イベントWSOPのPPCは総合力を競う世界的MIXイベントと見ると分かりやすいでしょう。

WSOP 2026のPPCでは、Yosuke Mikiさんのチップ推移にも注目です。

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この記事を書いた人

元アミューズメントカジノディーラー。イベント企画会社で培った進行・段取り力を活かし、現在はライトスリー編集部のライターとして活動中。ディーラーとして通算数万ハンドの進行に携わった経験から、ルール適用やテーブルマナー、初心者へのレクチャーに精通。プレイヤーとしても実戦と研究を重ねており、現場の実務知と打ち手としての視点を融合させた「リアルで再現性の高い情報」を届けている。

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