岡本詩菜さんとは?JOPT公式パートナーでWSOP連覇のプロを紹介!

日本の有名ポーカープレイヤーを語る上で、岡本詩菜(Shiina Okamoto)さんは代表的な存在の一人です。
日本人女性初となるWSOPブレスレットの獲得、そして翌年の同一イベント連覇という偉業を成し遂げています。

京都大学を卒業後、大手外資系投資銀行に10年間勤務した経歴を持ちます。

GTOを用いた高度な理論と冷静な精神力を武器にするプレイスタイルで、現在も国内外の第一線で活躍し続けているプレイヤーです。

WSOP公式プロフィール、The Hendon Mob、PokerNews、本人SNSをもとに、2026年5月時点の情報を紹介しています。

目次

岡本詩菜さんとは?
基本プロフィール紹介

JOPT公式パートナーの岡本詩菜さん
JOPT公式パートナーを務める岡本詩菜さん
画像:JAPAN POKER UNION

プロフィール

岡本さんは、埼玉県出身のプロポーカープレイヤーです。

京都大学工学部建築学科を卒業後、大手外資系投資銀行に10年間勤務した経歴を持ちます。

研究グループや特定のスタディグループに頼ることなく、GTO学習をベースに自分自身で実力を培ってきました。

名前岡本詩菜
出身埼玉県
生年1989年生まれ
学歴京都大学
工学部建築学科卒業
前職外資系投資銀行
職業プロポーカープレイヤー
活動JOPT公式パートナー
GTO Wizard Team Pro
主な露出ABEMA POKER INVITATIONAL
コヤブのなんやゆーたらオールイン
JOPT MAGAZINE vol.01

ポーカー実績

岡本さんの通算獲得賞金や主なタイトルなどを表にまとめました。

主な実績WSOPブレスレット2本
TPC Main Event優勝
EPT Women’s Event優勝
主な称号JOPT公式パートナー
GTO Wizard Team Pro
世界
ランキング
All Time Money List
日本ランキング上位
獲得賞金ライブ通算 約1.9億円
WSOP通算 約9,400万円
主な
プレイ領域
海外ライブトーナメント
レディースイベント
参照:The Hendon Mob / PokerNewsプロフィール /
WSOP公式プロフィール

岡本さんは、ポーカーの生涯獲得賞金額を記録する『The Hendon Mob』のデータにおいて日本人女性生涯獲得賞金ランキング首位に立つトッププレイヤーです。

ライブトーナメントでの通算獲得賞金約1.9億円に達しています。
1度のトーナメントで獲得した自己最高賞金は、2025年の「WSOP Ladies Championship」で記録した約2,870万円です。

WSOPでもこれまでに2本のゴールドブレスレットを獲得しており、国内大会では「Top of Poker Championship Main Event」でも結果を残しています。

主な入賞成績はこちら
大会・シリーズ成績
2022TPC Season 4
Main Event
1位
2023WSOP Ladies
Championship
2位
2023APT Incheon
Freezeout side event
1位
2024WSOP Ladies
Championship
1位
2025WSOP Ladies
Championship
1位
2025EPT Barcelona
Women’s Event
1位
2026WSOPE
Main Event
37位
参照:The Hendon Mob

生涯獲得賞金ランキングや日本のトップ選手たちの最新動向については、以下の記事にまとめています。

岡本詩菜さんが有名になった経緯

WSOPでブレスレットを獲得し応援団と記念撮影をする岡本さん
WSOPでブレスレットを獲得し、記念撮影をする岡本詩菜さん
画像:PokerNews

岡本さんがポーカーコミュニティで広く知られるようになったのは、2023年の「WSOP Ladies Championship」での2位入賞がきっかけです。

このトーナメントで1,295エントリーの中を勝ち進み、最終日にはチップリーダーとしてファイナルテーブルを牽引し、ポーカー界から注目を浴びました。

その後、2024年の同大会ではジェイミー・カースタッター(Jamie Kerstetter)をヘッズアップで破り、日本人女性初となるWSOPブレスレットを獲得しました。

さらに2025年には同一イベントでの連覇を達成し、2本目のブレスレットを獲得したことで、日本を代表するポーカープレイヤーとして広く知られるようになりました。

岡本さんの経歴を時系列で見る
時期/年できごと
学生時代京都大学工学部建築学科を卒業
会社員時代大手外資系投資銀行に10年間勤務
2022年TPC Season 4 Main Event 1位
2022年8月EPT Barcelona €2,100 NLH 10位
2023年WSOP Ladies Championship 2位
WSOPメインイベント入賞
2023年8月APT Incheon Freezeout 1位
2024年WSOP Ladies Championship 1位
初のWSOPブレスレット獲得
2024年Red Dragon Jeju Dragon Quest 1位
Taiwan Millions 1位
2025年WSOP Ladies Championship 1位
同一イベント連覇
2025年8月EPT Barcelona Women’s Event 1位
初のスペードトロフィー獲得
2026年WSOPE Main Event 37位
EPT Monte Carlo複数入賞

プレイスタイルと得意種目

テーブルでプレイする岡本さん
トーナメント中にテーブルでプレイする岡本詩菜さん
画像:PokerNews

岡本さんのプレイスタイルの特徴は、数理的な最適解の枠に囚われないGTO理論とライブの洞察力を融合させた戦略です。

岡本さんは「GTO Wizard」のTeam Pro / Ambassadorを務めており、GTOを用いた高度な理論的学習を背景に持っています。

GTOウィザードとは?

GTOとは「Game Theory Optimal(ゲーム理論上の最適解)」の略称です。ポーカーにおけるGTO戦略とは、相手に自分のハンドやプレイスタイルを読まれにくくするために、様々な判断のバランスを数学的に計算したものを指します。

岡本さんが使用している「GTO Wizard(GTOウィザード)」は、GTOを体系的に学べる代表的なトレーニングツールです。世界トップ選手にも広く使われており、ハンドごとの判断や戦略のバランスを研究できます。

特にプレッシャーのかかるファイナルテーブルにおいて、緻密なレンジ構築を重視しつつ、安定したチップリードを維持したプレイングで主導権を握り続ける姿が特徴です。

NLHの海外トーナメントを主戦場としながら、EPT 「Women’s Event」で優勝を飾るなど、レディースイベントで特に強い実力を発揮しています。

主戦場海外ライブトーナメント中心
(WSOPやEPTなど)
国内公式イベント
得意種目NLH高額トーナメント
Ladies Event
スタイル理論的なGTOアプローチ
冷静沈着なプレイ
注目ポイント大舞台での冷静な判断
安定したチップコントロール

国内ポーカーシーンでの活躍と普及への貢献

JOPT MAGAZINEの表紙を飾った岡本さん
JOPT MAGAZINE vol.01の表紙を飾った岡本詩菜さん
画像:岡本詩菜さん公式X

岡本さんは、JOPT公式パートナーや国内メディア出演など、国内ポーカーシーンでの発信活動を積極的に行っています。

JOPT公式パートナーとしての活動

岡本さんは、2024年からJOPT(ジャパンオープンポーカーツアー)公式パートナーを務めています。

2025年のJOPT Tokyo #02ではWSOP連覇の祝勝セレモニーが行われ、2026年のJOPT Tokyo #01ではカウントダウンセレモニーの壇上から大会を盛り上げました。

公式パートナー就任時のメッセージでは、「プレイヤーとして挑戦を続けながら、日本のポーカーシーンの発展に少しでも貢献できれば」と今後の抱負を寄せています。

JOPT関連や国内での活動については、LightTHREEでも複数の記事で紹介しています。

国内大会・メディアでの活躍

岡本さんは、国内の主要トーナメントでも実績を残しています。
国内大会ではTop of Poker Championship Season 4 Main Eventで1位となり、国内ライブシーンでも存在感を示しました。

また、国内トッププレイヤー8名が競う招待制トーナメント「ABEMA POKER INVITATIONAL」で優勝し、新田渓さんとのヘッズアップを制した様子がメディアで報じられました。
JOPTでも「GG1000」や「Platinum」などのサイドイベントで上位入賞を多数重ねています。

また、小籔千豊さんのYouTube番組へ出演し、一般層やエンタメ層に向けてポーカーの魅力を発信しています。
「JOPT MAGAZINE vol.01」の表紙では、小籔千豊さんとともにカバーを飾り、対談インタビューが掲載されました。

2026年1月には、ポーカー初心者向けゲーム「タイパ至上主義ポーカー」にて「岡本詩菜コラボ版」が発売されました。

関連動画はこちら

岡本詩菜さんを知るうえで
押さえておきたいポイント

EPTのテーブルでプレイする岡本さん
EPTのテーブルでプレイする岡本詩菜さん
画像:PokerNews

ここでは、岡本さんのキャリアを語る上で避けては通れない、代表的なエピソードを紹介します。

2023年WSOP Ladiesでの
惜敗と翌年の「忘れ物」回収

岡本さんの「WSOP Ladies Championship」における物語は、2023年の2位入賞から始まります。
この年、岡本さんは1,295エントリーの中でファイナルテーブルへ進出しました。

ファイナルテーブルにはチップリーダーとして進出しましたが、最後はタマール・アブラハム(Tamar Abraham)とのヘッズアップに敗れて2位。
敗退後には自身のXで「これは第一章です」と投稿し、再挑戦への思いをにじませました。

翌2024年は、Day 2通過時点で「去年の忘れ物を回収したい」と投稿。
その言葉どおり、1,245名のフィールドを勝ち抜いて再びファイナルテーブルに進出しました。

ヘッズアップでは、WSOPサーキットリングを複数回獲得しているジェイミー・カースタッター(Jamie Kerstetter)を破り、日本人女性初となるWSOPブレスレットを獲得しました。
このリベンジ劇は、前年の忘れ物を取り戻したドラマとしてポーカー界を大きく沸かせました。

WSOP Ladies優勝!!
去年の忘れ物、回収させてもらいました。

優勝したらブレスレットはこう持つって
ずっと決めてたんだよね。

これは第二章です

引用:岡本詩菜さんX投稿

2025年WSOP Ladies連覇という歴史的偉業

2024年の優勝に続き、2025年の「WSOP Ladies Championship」でも1,368エントリーの頂点に立ち、同一イベント連覇を達成しました。

この優勝により、岡本さんは日本人として初めてWSOPブレスレットを2本獲得したプレイヤーとなりました。

さらに、WSOP Ladies Championshipではナニ・ドリソン(Nani Dollison)以来となる連覇で、同イベント史上3人目の連覇達成者となっています。

大会ではDay 2以降、岡本さんが他者に一度もトップの座を譲りませんでした。

安定したチップリードを維持したプレイングで、ヘザー・アルコーン(Heather Alcorn)とのヘッズアップを制しました。

ヘッズアップ開始時点では大きなチップリードを持っていたものの、序盤にはアルコーンがダブルアップする場面もありました。
それでも岡本さんはスモールポットを積み重ねて主導権を取り戻し、ラストハンドではポケット9で勝利を決めています。

優勝後にはXで「I defended.」と短く投稿。

続けて「伝説作りました。第3章完結です。」と3年間のストーリーを締めくくりました。

また、2026年WSOPでの3連覇(threepeat)への期待も高まっています。2017年覇者のハイディ・メイ(Heidi May)も「彼女なら間違いなく3連覇する」と大絶賛し、太鼓判を押しました。

WSOPでの主な成績はこちら
主な内容
2025$1,000 NLH Ladies Championship 1位
日本人初のWSOPブレスレット2本目
同イベント史上3人目の連覇
2024$1,000 NLH Ladies Championship 1位
日本人女性初のWSOPブレスレット獲得
2023$1,000 NLH Ladies Championship 2位
初挑戦でファイナルテーブル進出
2026€5,300 WSOPE Main Event 37位
欧州シリーズのメインイベント入賞
2023$10,000 NLH WSOP Main Event
世界最大級のメインイベントで入賞

EPT Barcelonaでの欧州タイトル獲得

岡本さんの実力はヨーロッパの舞台でも証明されています。
2025年8月に開催された「EPT Barcelona €550 Women’s Event」にて優勝を果たし、賞金約290万円を獲得しました。

マリーナ・メンディ(Marina Mendy)とのヘッズアップでは一時大きなチップビハインドを背負う局面に追い込まれました。

しかし、マリーナのリンプに対し、岡本さんは9♠8♣でオールイン。A♣2♣でコールされましたが、ボードは6♥4♦3♦10♠7♦と進み、リバーでストレートを完成させてダブルアップを決めました。

その後チップ差を縮め、逆転優勝を果たし、自身初のPokerStarsスペードトロフィーを獲得しました

海外大会・海外プレイヤーとの接点

岡本さんは海外の著名プレイヤーと同じ舞台で対戦してきました。
WSOP Ladiesの舞台では、ジェイミーら海外のトッププレイヤーと競り合いました。

2025年にWSOP Ladies連覇を達成した際には、フィル・ヘルミュース(Phil Hellmuth)から直接祝福を受け、その様子がWSOP公式記事に掲載されました。

また、超高額シリーズであるTriton PokerのJeju大会でのメインイベント入賞や、2026年WSOP Europe PragueのMain Eventでの37位入賞など、レディースイベント以外の国際的メインイベントでも入賞を果たし、グローバルに活躍の場を広げています。

まとめ

EPT Barcelonaでプレイする岡本さん
EPT Barcelonaでプレイする岡本詩菜さん
画像:PokerNews

岡本さんは、日本人女性初のWSOPブレスレット獲得、そして翌年の同一イベント連覇という偉業を達成した、日本のポーカーシーンを代表するプロプレイヤーです。
GTOによる高度な理論と冷静なメンタルコントロールを武器に、Triton Pokerの入賞を含め、レディースイベント以外の国際大会でも実績を残しています。

JOPT公式パートナーとしての普及活動や、国内メディア・初心者向けコラボ商品の展開など、日本のポーカーシーンの発展にも多大なる貢献をしています。

レディースイベントのみならず、大型の国際メインイベントでも入賞を重ね、国内外の大会で継続的に実績を残しています。

日本の生涯獲得賞金ランキングの詳細やライバルたちの実績については、以下の記事でも確認できます。

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この記事を書いた人

"ポーカープレイヤー兼ディーラー。
ライブトーナメントやアミューズメントポーカーの現場経験をもとに、初心者向けのルール解説、大会情報、店舗紹介、プレイヤー目線の戦略記事などを担当しています。
プレイヤーとしての視点だけでなく、ディーラーとしてテーブルを見てきた経験も活かし、ポーカーをこれから始める人にも分かりやすい記事作りを意識しています。"

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