JOPTの熱狂を舞台裏からつくる──ロジスティクスチーム・松田さんが掴んだ達成感と誇り

松田さん

数多くのプレイヤーが集まるJOPT。その会場づくりを支えているのがロジスティクスチームです。

会場の下見やレイアウトの検討、備品管理、搬入・設営から大会当日の運営サポートまで、幅広い業務を担当しています。

イベントの舞台裏で、どのように会場をつくり上げているのか。今回はロジスティクスチームの松田さんに、仕事内容や仕事のやりがいについて伺いました。

目次

松田さんのプロフィール

松田さん

今回お話を伺ったのは、JOPTロジスティクスチームの松田さんです。

2024年1月にライブポーカーを始め、翌年12月に入社。自衛隊や鉄道貨物などの職歴を経て、「20代のうちに好きなことを仕事にしたい」という思いからJOPTに入社しました。

松田さんの基本情報
所属JOPTロジスティクスチーム
社歴約1年
ポーカー歴約3年
前職陸上自衛隊 → レンタカー → 鉄道貨物 → 個人事業

初めて訪れたJOPTで、
運営側を目指すまで

JOPT会場の様子
引用:JOPT公式 flickr

世界のヨコサワがきっかけで
始めたポーカー

ポーカーを始めたきっかけを教えてください。

もともと世界のヨコサワさんのYouTubeで「すごく面白いゲームがあるんだな」と思って、エムホールデムでも少し遊んでいました。

リアルのポーカーを始めたのは2024年の1月で、一番近所のポーカールームに一人で行って、初心者講習を受けたのが最初です。

アプリからいきなりライブポーカーへ行くのは、結構ハードルが高くなかったですか?

新しいことをするのが割と好きで、ハマったら一人でも全然行けるタイプなので。

ちょうど新年の切りもよかったですし、お店は初心者ウェルカムというよりちょっと入りづらい雰囲気でしたけど、勇気を出して飛び込みました。

最初はおじさんたちにボコボコにされましたね。

でも負けると逆にやり返したくなる性格なので、どんどん実践と学びを繰り返すうちにハマっていきました。

JOPTの会場に感動して、運営側へ

大会にも出るようになったんですね。

店舗でJOPTという大会があると知って、サテライトチケットをもらって参加するようになりました。

初めて出た大型大会がJOPTのメインイベントだったんですけど、サテライトチケット3枚をちゃんと準備して通過した上で参加しました。

会場の雰囲気がしっかり作り込まれていて、「大型大会ってこんな感じなんだ」という感動は今でも覚えています。

2024年10月の高田馬場の大会でした。

プレイヤーから運営側に回りたいと思ったきっかけは何でしたか?

JOPTのホームページでトーナメントの予定を確認している時に、求人があることを知っていたんです。

来年30歳の年だったので、20代のうちに好きなことを仕事にする人生もいいかなと思って。

どうせ入社するなら名前の知れたところがいい。ポーカーで一番大きいのはJOPTだろうと思い、応募しました。

応募する前に不安はありませんでしたか?

自分でリサーチはしていたものの、やっぱり不安な部分はありましたね。

各地で大会を開催しているのは分かっていたので、出張が多いだろうなと。当時の婚約者に事前に「家にいないことが多いかもしれない」と話して、OKをもらえたので転職する決心がつきました。

ロジスティクスチームの仕事内容

松田さん

最初の仕事は「鉄道輸送の打ち合わせ」

もともとトーナメント部署に応募されたそうですが、ロジスティクスに配属されたんですね。

はい。ディーラーの経験がなかったのと、過去の鉄道貨物の職歴を見て「ロジに向いてるんじゃない?」ということでロジスティクスチームに配属になりました。

最初に任された仕事は、JOPT札幌の鉄道輸送の打ち合わせです。

当時は埼玉県のターミナルから札幌のターミナルまで、鉄道で機材を輸送していたんです。

前職でまさにそのターミナルに勤めていたので「中のこと分かるでしょ」ということで任されました。実際の業務内容は少し違ったんですけどね。

偶然のマッチングですね。その他にはどんな業務がありましたか?

最初の頃は忙しそうにしている先輩の手伝いとか、イベント準備のサポート業務が中心でした。

名札を作ったり、とにかく細かい準備を頼まれたらすぐやる、という感じです。

イベント準備期間の仕事

ロジスティクスチームの業務は、イベント準備期間と大会当日で大きく異なります。
まずは準備期間の仕事内容を伺いました。

準備期間は基本的に事務所に出勤し、勤務時間は10時から19時です。
業務内容によって、埼玉県にある会社の倉庫へ行くこともあります。

他のチームに比べて倉庫に行く回数は多くて、月10回行く時もありますし、平均でも2〜3回は倉庫で業務しています。

倉庫ではどんな作業をするんですか?

備品のチェックや設営物品の用意、テーブルのセッティング、当日のサービス業務に必要な物品の管理などですね。

倉庫の管理全般がロジスティクスチームの担当になっているので、行く頻度は自然と高くなります。

大会当日の仕事内容

JOPT会場の様子

大会当日はどのような業務になるんですか?

大会当日は、会場設備や備品の管理、レイアウト変更、設備トラブルへの対応など、イベントが円滑に進行するためのサポートを担当しています。

また、お客様に快適に過ごしていただくため、ドリンク提供やクローク、清掃などのサービス業務や、そのスタッフの管理にも携わります。

それと同時に、ロジスティクス面のトラブル対応もあります。

LEDが点かない、テーブルが壊れた、ファイナルテーブルの設営が必要──こういった突発的な対応は全部うちのチームです。

サービスとロジスティクスを同時にこなす場面もあるため、正直大変さを感じる時はありますね

接客する上で意識していることはありますか?

プレイヤーの方は比較的高いエントリーフィーを払って来てくださっているので、失礼のないようにするのはもちろんです。

あとは、前回お話しした方を覚えていれば声をかけるようにしています。プレイヤーさんにとっても、覚えてもらえると嬉しいんじゃないかなと。

チームの雰囲気と1日のスケジュール

作業している松田さん

多様なバックグラウンドを持つメンバーが活躍中

チームの雰囲気を教えてください。

ロジスティクスチームには、さまざまな業界で経験を積んできたメンバーが在籍しています。

それぞれの経験や強みを活かしながら、密にコミュニケーションを取り、チームで協力して業務を進めています。

今は社員5人、アルバイト2人の7人体制で、平均年齢は33歳前後だと思います。会社全体が若いので、うちが一番上ですね。

チーム内のコミュニケーションはどのように取っていますか?

かなり密にコミュニケーションが取れるチームだと思います。
お互いの意見を積極的に出し合いながら、一つひとつの課題に対してチーム全体で向き合える環境です。

報連相がしっかりしていて手順通りに進むことが多いです。問題解決のスピードはかなり早いチームだと感じています。

仕事外の交流もあるんですか?

新人が入ってきた時にチーム長が飲みに連れて行ってくれたり、「一緒にポーカーしようぜ」とポーカールームに行ったりもします。

設営や撤収が終わった後に残ったメンバーで飲みに行くことも結構あるので、仕事以外の交流も多いですね。

準備期間の1日のスケジュール

準備期間の1日のスケジュール

松田さんに、イベント準備期間の典型的な1日を教えていただきました。

午前中はミーティングが中心で、午後は設営のスケジュールや人員配置を組んだり、急に入ってきた仕事を片付けたりする時間です。

夕方は倉庫で物品をカゴ車に積み込んでラップを巻いて、トラックに載せる準備をしています。

設営中は自分たちも体を動かすことが多いんですか?

実際にはどちらかというと、設営中は監督していることが多いですね。

自分たちが率先して体を動かすというよりは、全体を見てディレクションする立場です。

大会当日の1日のスケジュール

JOPT会場の様子

大会当日はどんな1日になるんですか?

当日は決まった業務としてはドリンク提供と清掃ぐらいで、あとはその場その場の対応がほとんどです。

ドリンクこぼしちゃったから拭いてください、テーブル撤去してください──そういう突発的なことに対応するのが、うちの部署の大会当日の仕事ですね。

ディーラーをしている松田さん

あと、ディーラーのヘルプに入ることもあります。人が足りない時にディーラーとして卓につくこともありますね。

自社完結のロジスティクスが生む
誇りとやりがい

作業している松田さん

「自社完結」はイベント業界では珍しい

ロジスティクスチームが一番誇りに思っていることを教えてください。

うちの会社のロジスティクスは完全自社完結なんです。

普通のイベント業者は、ポーカーの中身は自分たちで作って、会場設営──例えばLEDの設置やテーブルの配置──は外部の業者にお金を払って外注するのが一般的です。

アイドルのイベントでも同じで、アイドル本人は事務所に所属していて、会場を作るのは全然別の業者がやっていますよね。

それを全部自分たちでやれるのはすごくうちの会社のいいところだし、一番誇れる部分だと思っています。

LED設置だけでも外注したら相当な金額になると思うんですよ。

私たちの仕事は直接お金を生み出すわけではないですけど、本来かかるはずのコストを自分たちの力で抑えて運用できている。それは大きな価値だと感じています。

それに、単にコストを下げるだけじゃないんですよね。

自分たちで会場づくりに携わることで、イベントのクオリティや来場者の体験価値そのものに直接貢献できる。そこがこの仕事の魅力だと思っています。

WSOPから戻ったプレイヤーの一言

仕事をしていて一番嬉しかった瞬間はありますか?

WSOPに行かれているプレイヤーさんが、戻ってすぐJOPTに参加された時にお話しする機会があったんです。

その方が「日本の大会はちゃんとコンセプトがあって、会場作りがしっかりしていて、すごく雰囲気があって楽しい」と言ってくださって。

それがかなり嬉しくて、「作ってよかった」とやりがいを感じた瞬間でした。

どんな人が向いている?

JOPT会場の様子

ロジスティクスの経験がなくても活躍できますか。

全然なくて大丈夫です。私もロジスティクスの経験はなかったですし、うちのチームもほとんどの方が未経験で入っています。

最初からいきなり全部やってとは言わないので、できることから少しずつ担当を広げていく形です。

業務に慣れるまでどのくらいかかりましたか?

体感で2〜3大会、期間にすると2ヶ月くらいで流れがつかめてきました。

大会に実際に参加しないと見えない部分があるので、人によっては3〜4ヶ月かかる方もいると思います。

私は社会人経験がそれなりにあったので、その分早かったのかなと。

どんな方がロジスティクスチームに向いていると思いますか?

社会人経験がある方の方が慣れるのは早いと思います。お互いを尊重し合える落ち着いた環境なので、報連相を大事にしている方が多いんです。

イベント運営では、予想外の出来事や急な変更が発生することもあります。そうした状況でも、周囲の意見を柔軟に受け止め、自分の考えも伝えながら、チームで協力して対応できる方が向いていると思います。

JOPT ロジスティクスチーム採用

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求職者へのメッセージ──
ポーカーらしく「ベット」してみてほしい

松田さん

JOPTのロジスティクスに興味がある方にメッセージをお願いします。

ロジスティクスの仕事は表には見えない部分が多いし、他の部署よりもイベント前後の労働時間が長くなることもあります。

でも、その大変さを超える達成感がある。お客様の前でサービスとして接する機会もありますし、「来てよかった」と言ってもらえた時の嬉しさは格別です。

私自身、もともとトーナメント部署に応募したぐらいで、設営をやるつもりは全然なかったんです。

ポーカーやイベント業界の経験がなくても問題ありません。

イベントづくりに興味があり、新しいことを学ぶ意欲のある方や、チームで協力しながら仕事を進めることが好きな方に向いていると思います。

JOPTはおそらく日本のポーカー大会で一番知名度があって、ポーカーをしている人でJOPTの名前を知らない方はいないと思うんです。

自分が好きなゲームに仕事として携われる機会が、今後の人生であるかどうか分からない。

ポーカーらしく、ちょっとベットしてみてもいいんじゃないかなと思います。

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この記事を書いた人

元アミューズメントカジノディーラー。イベント企画会社で培った進行・段取り力を活かし、現在はライトスリー編集部のライターとして活動中。ディーラーとして通算数万ハンドの進行に携わった経験から、ルール適用やテーブルマナー、初心者へのレクチャーに精通。プレイヤーとしても実戦と研究を重ねており、現場の実務知と打ち手としての視点を融合させた「リアルで再現性の高い情報」を届けている。

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