【今後の国内ポーカーはどうなる?】
日本ポーカー連盟がオンラインポーカーのスポンサーシップを拒否

日本ポーカー連盟がオンラインポーカーとの関係を断ち切る

2024/9/25日本ポーカー連盟から、「今後オンラインポーカーに関するスポンサーシップの受け入れを控える」と発表がなされました。

発表の全文を以下に転載します。

オンラインポーカー規制に関するお知らせ

一般社団法人日本ポーカー連盟は、警視庁の指導のもと、オンラインポーカーに関連するスポンサーシップの受け入れを控えることを決定いたしました。これに伴い、2024年10月15日以降、当連盟が協賛するすべてのポーカーイベントにおいて、オンラインポーカーに関連する紹介やプロモーション活動を行わない方針を取らせていただきます(プレイマネーサイトは除く)。

この決定は、ポーカー業界の健全な発展と、皆様にとって公正で安心な競技環境を守るための取り組みの一環です。今後も法律を遵守しながら、日本のポーカー文化が安全で信頼できるものとなるよう努力を続けてまいります。

皆様のご理解と変わらぬご支援を心よりお願い申し上げます。

一般社団法人日本ポーカー連盟

国内のライブポーカーでは店舗を含めオンラインポーカーのスポンサードが広く行われていましたが、今回のポーカー連盟の発表を皮切りに縮小していくことが予想されます。
国内で初めてオンラインポーカーと決別を発表した日本ポーカー連盟が、今後国内のライブポーカーの健全化を推進する先鋒となるのでしょうか?

国内のライブポーカーは健全化の流れが続くか?

今回のポーカー連盟の発表で、今後の国内ライブポーカーからオンラインポーカーを締め出すという方向性が見て取れます。
他のどの団体よりも早くこの方針を打ち出している事から、健全化もポーカー連盟が警視庁と協力のもと主導していくのではという見方も強いようです。

数多くのブランドでトーナメントを開催している日本ポーカー連盟が健全化の方向性を打ち出したのは国内ライブポーカー業界にとって大きな影響があることが予想されます。

カジノ・ギャンブルに精通している木曽崇さんも今回の発表について、

ポーカーはグローバル競技で各国で行われてますが、先にも述べた通りこの解釈は世界各国でほぼ共通で持たれているもので、日本の業界団体、もしくは業者がこれを自主規制的に停止するというのは、そうとう先進的な決断であると言って良いと思います。

と、ポーカー業界を守るために動いた今回のポーカー連盟の判断を「先進的な決断」と、評価しています。

今後のライブポーカーはどう変わる?

日本ポーカー連盟主催のトーナメントは

  • JAPAN OPEN POKER TOUR
  • KK POKERLIVE
  • Masters S-1
  • 戦国ポーカーツアー
  • SPADIE
  • Top Of Poker
  • U-30 学生ポーカー選手権

など多くのブランドを抱えています。
これらのトーナメントが健全化への取り組みを始めるというだけでも国内のポーカー業界への影響は非常に大きいものがあるでしょう。

オンラインポーカーのスポンサードを受けられない事でライブポーカーはどのように変わるでしょうか。
考えられるのは

  • オンラインポーカーマネーでの選手契約の受け取りが出来なくなる
  • オンラインポーカー上でのライブポーカーのサテライトの開催が出来なくなる
  • JOPT Online などのオンライントーナメントの開催が出来なくなる

といった事が考えられます。

また、日本ポーカー連盟主催ではありませんが、去年開催された「WPT Tokyo」ではオンラインポーカーアプリの登録が必須となっており、次回開催ではどのような対応になるのかが注目されます。

コンプライアンスを順守して「持続可能」なポーカー業界へ

今回の日本ポーカー連盟の発表によって、国内のライブポーカー業界の存続に信頼感や期待感をもちました

国外では過去にベトナムで行われたトーナメントで、開催中に急遽警察の介入で中止となる事態がありました。

ただ、日本ポーカー連盟では、警視庁との協議(指導)を行っているとの記載があり、国内で違法になる開催は事前にストップがかかるという事が明確になっているため、今回の発表でより安心してトーナメントに参加できるようになったと思います。

今回のポーカー連盟の発表を皮切りに他のポーカートーナメント団体からも同様の発表がなされることを期待しています。

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