りゅうたろう(Ryutaro Suzuki)さんは、WSOPで2本のゴールドブレスレットを獲得している、ミックスゲームのスペシャリストとして名高いプレイヤーです。
国内外のライブトーナメントで継続的に好成績を収めるだけでなく、ネット配信や実況解説といった発信活動を通じて、日本国内のミックスゲーム普及に深く貢献しています。
この記事では、りゅうたろうさんの基本プロフィールやポーカー実績、プレイスタイル、そして押さえておきたい代表的なエピソードを紹介します。
りゅうたろうさんとは?
基本プロフィール紹介

画像:PokerNews
プロフィール
りゅうたろうさんは、京都大学出身のプロポーカープレイヤーです。
| 名前 | りゅうたろう(Ryutaro Suzuki) |
|---|---|
| 出身大学 | 京都大学 |
| 年齢 | 25歳 |
| 職業 | プロポーカープレイヤー |
| 得意種目 | ミックスゲーム全般 (Omaha, Stud, Razz, Badugiなど) |
| 主な実績 | WSOPブレスレット2本 WSOP Circuitリング1個 |
| 公式SNS | 公式Xはこちら▷ |
ポーカー実績
りゅうたろうさんの通算獲得賞金や主なタイトルなどを表にまとめました。
| 主な実績 | WSOPブレスレット2本 WSOP Circuitリング1個 JOPT複数回優勝 |
|---|---|
| 世界 ランキング | 日本人ライブ賞金ランキング28位 |
| 獲得賞金 | ライブ通算 約1.3億円 オンライン通算 約69万円 WSOP通算 約1.5億円 |
| 主な プレイ領域 | 国内外ライブトーナメント (ミックスゲーム種目) |
WSOP公式プロフィール
ポーカーの戦績や獲得賞金をまとめるデータベース『The Hendon Mob』によると、りゅうたろうさんのライブトーナメントにおける通算獲得賞金は約1.3億円。
日本人ランキングで28位に位置する実績を持ちます。
特に、2025年に開催された「$3,000 T.O.R.S.E.」での優勝時には、自己最高となる約4,200万円を獲得して大きな注目を集めました。
彼は複数のルールを組み合わせた「ミックスゲーム」を主戦場としており、世界最高峰のWSOPで2度の優勝を果たすなど、国内外でその強さを証明し続けています。
獲得賞金額に関する解説
Hendon Mob / PokerNewsとWSOP公式プロフィールでは、りゅうたろうさんの獲得賞金額に差があります。
Hendon Mob / PokerNewsにおいて、りゅうたろうさんのライブイベント通算賞金は「約1.31億円(819,747ドル)」と表示されています。
一方、WSOP公式プロフィールのライブイベント通算賞金は 「約1.5億円(942,975ドル)」 です。
この差は、オンライン実績やイベントの集計範囲の違いによって、各データベースの数字に差が出ているためです。
例えば、2021年のオンラインWSOP Circuitリングで約2,200万円の賞金を獲得していますが、Hendon Mob / PokerNewsでは集計されていません。
主な戦績はこちら
| 年 | 大会・シリーズ | 成績 |
|---|---|---|
| 2021 | WSOP Circuit Online | 1位 |
| 2022 | APT Korea Incheon 「Short Deck Hold’em」 | 3位 |
| 2023 | ASPT Incheon 「Main Event」 | 2位 |
| 2023 | WSOP 「$3,000 Nine Game Mix」 | 1位 |
| 2023 | ASPT Taiwan 「Big Bet Mix」 | 1位 |
| 2024 | JOPT 2024 Tokyo #01 「NLH Hyper」 | 1位 |
| 2024 | WSOP $10,000 「Dealers Choice Championship」 | 3位 |
| 2024 | JOPT 2024 Grand Final 「PLO Hi/Lo」 | 1位 |
| 2025 | JOPT 2025 Tokyo #01 「MIX 10 Game」 | 1位 |
| 2025 | WSOP 「$3,000 T.O.R.S.E.」 | 1位 |
| 2026 | Los Angeles Poker Classic 「Limit Badugi」 | 1位 |
日本人プレイヤーによる海外トーナメントへの挑戦や獲得賞金の推移については、以下の記事にまとめています。

りゅうたろうさんが有名になった経緯
りゅうたろうさんがポーカーコミュニティで広く知られるようになったのは、2021年の「WSOP Circuit Online」での優勝(ゴールドリング獲得)がきっかけです。
その後、2023年の「$3,000 Nine Game Mix」にて自身初となるWSOPブレスレットを獲得。
ウォルター・チェンバース(Walter Chambers)さんとのヘッズアップを制し、日本人として7人目のブレスレットホルダーとなりました。
Nine Game Mixとは
Nine Game Mix(ナインゲームミックス)とは、9種類のポーカーゲームを順番にローテーションするフォーマットです。
テキサスホールデム、オマハ、スタッド系、ロー系など性質の異なる種目が含まれており、それぞれのゲームに対応する幅広い知識と技術が求められます。
さらに2025年には「$3,000 T.O.R.S.E.」で2本目のブレスレットを獲得し、ミックスゲームの実力派プレイヤーとしての地位を確立しました。
T.O.R.S.E.とは
T.O.R.S.E.は5種目を一定時間ごとに順番にプレイするミックスゲームで、種目名の頭文字を取ったフォーマットです。
- T:2-7 Triple Draw
–(数字の小さい役ほど強い
「ローボール」のドローポーカー) - O:Omaha Hi-Lo
–(4枚の手札と5枚のコミュニティカードで最も強い / 弱い手の両方を競う) - R:Razz
–(役の弱さで競うスタッドポーカー) - S:Seven Card Stud
–コミュニティカードを使わず、7枚の手札で戦う) - E:Eight or Better(Stud Hi-LO)
-(Seven Card StudのHi-LO版)
ノーリミットホールデムと異なり、すべてフィックスドリミット(ベットやレイズ額が固定)で行われ、各種目の知識と戦略が等しく問われる総合力勝負となります。
似たフォーマットに「H.O.R.S.E.」がありますが、最初の「H」=テキサスホールデムの代わりに「T」=2-7 Triple Drawを採用した点が最大の違いです。
2025年のWSOPで初めてブレスレット競技として採用されました。
りゅうたろうさんの戦績
| 時期/年 | できごと |
|---|---|
| 2021年 | WSOP Circuit Online優勝 ゴールドリング獲得 |
| 2022年10月 | APT Korea Incheon Short Deck 3位 |
| 2023年1月 | ASPT Incheon Main Event 2位 |
| 2023年6月 | $3,000 Nine Game Mix 優勝 初のゴールドブレスレット獲得 |
| 2023年9月 | ASPT Taiwan Big Bet Mix 1位 |
| 2024年1月 | JOPT 2024 Tokyo #01 NLH Hyper 1位 |
| 2024年5月 | JOPT 2024 Grand Final PLO Hi/Lo 1位 |
| 2024年6月 | $10,000 Dealers Choice Championship 3位 |
| 2025年1月 | JOPT 2025 Tokyo #01 MIX 10 Game 1位 |
| 2025年7月 | $3,000 T.O.R.S.E. 優勝 2本目のブレスレット獲得 |
| 2026年1月 | LAPC Limit Badugi 1位 |
| 2026年6月 | WSOP 25K Fantasy Draft 指名 |
プレイスタイルと得意種目

プレイするりゅうたろうさん
画像:PokerNews
りゅうたろうさんのプレイスタイルにおける強みのひとつが、複数のゲーム種目を並行してこなす「ミックスゲーム」での実力です。
実際に、これまで獲得した2本のWSOPゴールドブレスレットは、2023年の「Nine Game Mix」と2025年の「T.O.R.S.E.」であり、いずれもミックスゲーム種目での結果です。
特に2023年の初優勝時のインタビューでは、ミックスゲームに取り組み始めてからおよそ1年でのブレスレット獲得だったと報じられています。
個別種目では「デュース・トゥー・セブン・トリプルドロー(2-7 Triple Draw)」を得意としており、自ら戦術ガイドを執筆するなど普及にも貢献しています。
2-7 Triple Drawとは
2-7 Triple Drawとは、最も弱い手を作ることを目指すゲームです。
最強の手は「2・3・4・5・7」の組み合わせで、ストレートもフラッシュも強い手扱いになるため、できるだけバラバラで低い数字のカードを揃えます。
3回のドロー(カードの交換)が行われ、ベット額が一定額に固定される「フィクスドリミット」形式で行われます。
テキサスホールデムが主流でミックスゲームがまだ一般的ではないアジアにおいて、2024年の「Dealer’s Choice Championship」での3位入賞をはじめ、複数種目で上位に入る実績を持つプレイヤーです。
Dealer’s Choiceとは
Dealer’s Choice(ディーラーズチョイス)とは、ボタンにいるプレイヤーが、その回にプレイする種目を選択できるフォーマットです。
通常のトーナメントでは種目があらかじめ固定されていますが、このフォーマットでは選択権を持つプレイヤーが、承認された種目リストの中から自分の得意な種目を選べます。
選択権はテーブルを1周するごとに次のプレイヤーへ移ります。
自分の番では得意種目を選べる一方、相手の番では相手が得意種目を選んでくるため、幅広い種目に対応できる総合力が求められる競技といえます。
国内ポーカーシーンでの活躍

画像:PokerNews
JOPTでの優勝
りゅうたろうさんは国内最大級のポーカーイベント「JOPT(ジャパンオープンポーカーツアー)」においても、ミックスゲーム種目で実績を残しています。
「MIX 10 Game」や「PLO Hi / Lo」、「FL 2-7 Triple Draw」など、ミックスゲーム系のサイドイベントに積極的に参戦し、複数回にわたり優勝しています。
「MIX 10 Game」「PLO Hi / Lo」とは
MIX 10 Game:
10種類のポーカーゲームを順番にローテーションしながら進行するフォーマットです。
テキサスホールデムをはじめ、オマハ、ラズ、スタッドなど多様な種目が含まれます。
1種目に特化したプレイヤーより、幅広い種目に対応できるプレイヤーが有利とされています。
PLO Hi / Lo:
4枚の手札と5枚のコミュニティカードを組み合わせて、最も強い手(ハイ)と最も弱い手(ロー)の両方を競うゲームです。
ポットはハイとローの勝者で分け合います。
ベットの上限がその時点のポット額までに制限される「ポットリミット」形式で行われます。ローの条件は「8以下のカード5枚でストレート・フラッシュなし」です。
2025年1月に開催されたJOPT 2025 Tokyo #01「MIX 10 Game」で優勝した際には、「ポーカーの神様が僕に微笑んでくれました。」とコメントしています。
りゅうたろうさんを知るうえで
押さえておきたいポイント
ここでは、りゅうたろうさんのキャリアを語る上で代表的なエピソードを紹介します。
「$3,000 Nine Game Mix」で
初ブレスレット獲得

初ブレスレットを獲得したりゅうたろうさん
画像:PokerNews
りゅうたろうさんが世界にその名を知らしめた瞬間は、2023年のWSOP「$3,000 Nine Game Mix」での優勝です。
361エントリーのフィールドを勝ち抜き、自身初のWSOPゴールドブレスレットを獲得しました。
同イベントでは中村多聞(Tamon Nakamura)さんも4位に入賞しており、終盤には日本勢2人がファイナルテーブルに残る展開となりました。
優勝賞金は約3,400万円。日本人として7人目のWSOPブレスレット獲得者となる快挙でした。
優勝後、りゅうたろうさんは“I want to be more famous in Japan, but also more famous in the world…”(日本でもっと有名になりたい。でも世界でももっと有名になりたい)と語り、世界でのさらなる活躍への意欲を示しました。
りゅうたろうさんの過去実績については、以下の記事で確認できます。

「$3,000 T.O.R.S.E.」で
自身2本目のブレスレット獲得

画像:PokerNews
2025年の「$3,000 T.O.R.S.E.」では、522エントリーを勝ち抜き、自身2本目のWSOPブレスレットを獲得しました。
なお、このイベントはWSOP史上初のT.O.R.S.E.ブレスレットイベントであり、りゅうたろうさんは初代王者となっています。
ファイナルテーブルにはトビー・ルイス(Toby Lewis)さん、Koji Fujimotoさん(3位)らが残り、ヘッズアップではトビー・ルイスさんと対戦。
最後はRazzでルイスさんの9ドローを抑え、8-lowを完成させて勝利しました。
以下の記事では、りゅうたろうさんの戦績やWSOP獲得者の情報をまとめています。

海外大会・海外プレイヤーとの接点

りゅうたろうさんのミックスゲームにおける高い実力は、海外のプレイヤーからも評価されていることが伺えます。
2026年WSOPの「25K Fantasy Draft」では、マシュー・ワントマン(Matthew Wantman)率いるチーム「Team Spitework」から落札額$24で指名されました。
この落札額は、同ドラフトにおいて指名された日本人プレイヤーの中では最も高額な価格であり、WSOPの多種目トーナメントにおいて安定して結果を残せるプレイヤーとして、国際的に注目を集めていることを裏付けています。
「25K Fantasy Draft」については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

まとめ

画像:PokerNews
りゅうたろうさんは、日本人としては2人目となる、2本のWSOPブレスレットを獲得したプロポーカープレイヤーです。
ミックスゲームに特化した正確なプレイングと高い実力により、世界のハイステークスイベントにおいても継続的に結果を残し続けています。
国内大会「JOPT」などでもサイドイベントで優勝を重ねており、自身のnoteではミックスゲームの解説をするなど、日本におけるミックスゲームの普及やファンの拡大にも大きく貢献しています。
りゅうたろうさん
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