【世界最高峰】開幕するTriton 頂上決戦――日本勢は再び歴史を刻めるか

TRITON

2026年3月、韓国・済州島に世界各地からポーカープレイヤーが集まる大型シリーズが開催されます。舞台は「Triton Super High Roller Series(トリトン・スーパーハイローラー・シリーズ)」ポーカー界でもトップクラスの規模と賞金額を誇るトーナメントシリーズです。

前回大会では、日本人プレイヤー「みさわ」ことJun Obaraさんが歴史的な快挙を成し遂げました。

日本人初のTritonのタイトルを獲得、賞金総額1億円超を手にしたその瞬間は、日本のポーカーシーンでも大きな話題となりました。そして今回、再び済州島での開催を迎え、注目が集まります。

目次

2026年3月、済州島が
ポーカーの聖地になる

Triton Super High Roller Series 

2026年3月5日(木)から4月1日(水)にかけて、韓国・済州島の「Les A Casino(Jeju Shinhwa World内)」にて、約1ヶ月にわたるポーカーの祭典が開幕します。

TritonTriton ONETriton
Super
High Roller
Series
開催期間2026.03.05(木)
〜03.15(日)
2026.03.14(土)
〜04.01(水)
会場Les A Casino, JejuLes A Casino, Jeju
参加費
レンジ
1,500

15,000ドル
20,000

150,000ドル
イベント数14イベント17イベント
メイン
イベント
$8,000
Main Event
$100,000
NLH Main Event

まず、3月5日(木)~15日(日)にかけて「Triton ONE」が開催されます。

Triton ONEは2025年9月に初めて開催された比較的新しいシリーズで、次世代のスタープレイヤーを発掘することを目的としています。

参加費は約22万〜約220万円(1,500〜15,000ドル)と、Tritonシリーズの中では比較的参加しやすい設定といえるでしょう。

続いて、3月14日(土)~4月1日(水)にかけて「Triton Super High Roller Series Jeju 2026」が開催されます。

こちらは参加費約300万円〜約2,250万円(20,000〜150,000ドル)という、まさに世界最高峰のハイローラー専用トーナメントシリーズです。

「Triton」は何がすごいのか

Triton Super High Roller Series 

「Triton Super High Roller Series」は、2016年にマレーシアのビジネスマンRichard Yong・Winfred Yu・Andy Wongらによって設立された、世界最高峰の一つとされるハイローラー専門のポーカートーナメントシリーズです。

記念すべき第1回大会は2016年1月、フィリピンのパラニャーケ市で開催されました。

以来、マカオ、モンテネグロ、ロンドン、モンテカルロ、そして韓国・済州島と、世界の名だたる各地を転戦し、国際的な舞台でも存在感を示してきたシリーズです。

ポーカー界のF1と呼ばれる理由

Triton Super High Roller Series 

Tritonはしばしば「ポーカー界のF1」などと呼ばれますが、その理由の一つは参加者の顔ぶれでしょう。

世界ランキング上位のトッププロはもちろん、アジアや中東の大富豪、そして招待の枠を勝ち取った新進気鋭のプレイヤー達が同じテーブルで戦います。

通常のポーカーツアーではまず見られないメンバー構成が、ここでは“当たり前”の光景となる瞬間が訪れます。

しかし、Tritonの真の凄さはそこだけではとどまりません。
Tritonの真の凄さは、高額エントリーを“当たり前”に成立させ、数十億円規模の賞金を継続的に生み出している点にあるといえます。

Tritonの参加費は安いイベントでも数万ドルで、メインクラスになると10万ドル、25万ドル、さらには100万ドル規模のイベントも存在します。これらは日本円にして数百万円から数千万円です。

それにもかかわらず、100エントリー前後が集まり、賞金総額が数十億円規模に達することも珍しくありません。ここが“異常”とも言われるポイントでしょう。

一般的な大会であれば、参加費が高額になればなるほどエントリーは減少するものですが、Tritonでは高額であることがむしろ価値となり、世界中のトップ層が集まる構図が見られます。

今年で10周年を迎えるTriton──
10年で築いた“数十億円の舞台”

Triton Super High Roller Series 

2019年にロンドンで開催された「Triton Million for Charity」では、賞金総額約65億円(650万ドル)の大会が実現し、アマチュアプレイヤーのAaron Zangが約16.7億円(1,670万ドル)を手にしました。

2025年9月の済州島大会では、10万ドルバイインのメインイベントに285エントリーが集まり、これがポーカー史上最多エントリーの10万ドルバイイントーナメントという記録が樹立されました。

また25,000ドルバイインのイベントは391エントリーが集まり、こちらも史上最多エントリーを記録しました。

そして2026年、Tritonはその輝かしい10年の歴史を祝う節目の年を迎えます。その記念イベントとして、約2,250万円(15万ドル)というバイインを持つ「#12 NLH – 10th Anniversary Special」が3月26日(木)~27日(金)にかけて開催されます。

みさわ、Triton制覇──
日本人初の頂点と“2025年の支配”

Triton Super High Roller Series みさわ

日本のポーカーシーンに革命を起こした男、それが「みさわ」ことJun Obaraさんです。

日本人初のTritonチャンピオン誕生

Triton Super High Roller Series みさわ

2025年9月、済州島で開催された「Triton Super High Roller Series Jeju II」。その中の「$40,000 NLH Mystery Bounty」で、みさわ選手は歴史を作りました。

158エントリーが参加したこのトーナメントで、みさわ選手はFTに最多チップを持って臨みましたが、そこから圧倒的な支配力を見せます。

みさわ選手自ら、ファイナルテーブルに残った6名全員をノックアウト、最後にヘッズアップを制し、日本人として初めてTritonのトロフィーを手にしました。

Triton Super High Roller Series みさわ

優勝賞金約1億円(69.9万ドル)に加え、ミステリーバウンティでは合計17個のバウンティを獲得し、追加で約1.5億円(104万ドル)を手にし、合計獲得賞金は約2.6億円(173.9万ドル)になりました。

「毎回ラッキーだった。ラッキーだけ!」と謙虚に語ったみさわ選手ですが、その笑顔の裏には、世界最高峰の舞台で臆することなく戦い続けた実力と精神力があるといえるでしょう。

2025年は「みさわの年」

Triton Super High Roller Series みさわ

Tritonでの優勝は、みさわ選手にとってあくまでも2025年の「ハイライトの一つ」に過ぎません。2025年は、日本のポーカーシーンにおいても特に注目を集めた一年となったはずです。

大会成績獲得賞金
Triton ONE Jeju
($5K Bounty Quattro)
準優勝約950万円
(63,400ドル)
Triton SHRS Jeju II
($40K Mystery Bounty)
優勝約2億6,000万円
(1,739,000ドル)
Triton SHRS Jeju II
($125K NLH 7-Handed)
4位約1億2,700万円
(849,000ドル)
The Wynn Summer Classic2位約2億4,000万円
(1,607,758ドル)
World Series of Poker 2025複数入賞$1,607,758
(946,238ドル)
Triton Paradise
($100K Main Event)
12位約5,400万円
(363,000ドル)

年間獲得賞金は約9.3億円(約620万ドル)に達し、GPIの日本年間最優秀選手賞を受賞。世界ランキングでも31位にまで上り詰めました。

今大会への出場は、まだ正式には発表されていませんが、済州島で歴史的な優勝を果たしたみさわ選手が、再びこの舞台に立つことを期待する声はSNSなどでも多くみられます。

もしみさわ選手が今大会に出場することになれば、連続優勝を狙うその戦いぶりは間違いなく大きな注目を集めることになるでしょう。

世界のヨコサワ、
Tritonメインで刻んだ存在感

世界のヨコサワ、世界最高峰の舞台へ

Triton Super High Roller Series 世界のヨコサワ

日本のポーカー界を牽引するカリスマといえば、「世界のヨコサワ」ことMasato Yokosawa選手でしょう。

YouTubeチャンネル「世界のヨコサワ」は登録者数100万人を超え、日本にポーカー文化を広めた第一人者と言っても過言ではないでしょう。しかし彼の真価は、発信力だけではありません。

2025年12月、バハマで開催された世界最高峰クラスのプレイヤーが集結する「WSOP Paradise $100K Triton NLH Main Event」で15位に入賞し、約5,000万円(32.7万ドル)を獲得しました。

「世界のヨコサワ」 Triton 15位入賞

参加費10万ドル、日本円にして約1,500万円超を払い、世界のトッププロたちと真正面から戦い、結果を残したという事実こそ、彼が“世界のヨコサワ”である所以と言ってもいいでしょう。

近年は年間獲得賞金でも自己最高を更新し、世界基準のハイローラーイベントで着実に実績を積み重ねています。

派手な優勝ではなくとも、世界最高峰の舞台で安定して戦い続けていること自体が、何よりの証明と言えるのではないでしょうか。

今回の済州島大会でも、名前がエントリーリストに並ぶのでしょうか。もし再びTritonの舞台に立つことになれば、日本中のファンの視線が集まることは間違いないでしょう。

69歳の新星、
ギャンブルドアとは何者か?

ギャンブルドア—
ポーカーに夢がある証明

Triton Super High Roller Series ギャンブルドア

Tritonの魅力を語る上で、絶対に外せない人物がいます。それが「ギャンブルドア」ことVladimir Korzinin選手です。

エストニア出身、69歳のプレイヤーVladimir Korzininは、2024年秋ポーカー界に現れ、風貌が某キャラクターに似ていることから「Gambledore(ギャンブルドア)」と呼ばれるようになります。

彼はポーカー歴わずか数ヶ月ながら、2024年11月の「Triton SHRS モンテカルロ」の「$150,000 NLH」で優勝を果たし、約6.8億円(450万ドル以上)を手にしたのです。

優勝後に叫んだ「フリーダム!!」の一言が、ポーカーの“経験や年齢に関係なく、誰にでも夢を与えてくれる競技”というゲームの本質を体現していると言えます。

2026年、また伝説が生まれる予感

Triton Super High Roller Series

世界最高峰の舞台「Triton Super High Roller Series Jeju 2026」、そこでは想像を絶する金額が動くだけでなく、人の知力、精神力、そして運が試される、極限の戦いが繰り広げられるでしょう。

前回大会で日本中を熱狂させたみさわ選手は再臨するのか。世界のヨコサワはどんな活躍を見せてくれるのでしょうか。そして、ギャンブルドアのような新たなスターは誕生するのでしょうか。

ポーカーという競技が持つ無限の可能性と、そこに夢を追い求めるプレイヤーたちの熱いドラマに、注目が集まることは間違いないでしょう。

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この記事を書いた人

世界のヨコサワのROOTSでポーカーを始める。ポーカー歴約4年、週4日以上は都内のアミューズメントポーカー店舗に行くほどのポーカー狂。ROOTSでポーカーの楽しさを知りJOPTなどの大会に参加してポーカーの世界の広さを知り、海外にも挑戦するようになる。海外大会で優勝し200万円ほどの賞金獲得経験あり。

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