MUSASHI POKER ROOM （ 通称むさぽ ）の名古屋のフランチャイズ店オーナーが店舗の方針をどうすべきかをX（Twitter）に問いかけたのをきっかけにポーカー業界内で論争が巻き起こっています。論争の中心となったのは、赤ちゃんや子どもをポーカーやアミューズメントスポットに連れて行くことの是非です。この議論は、むさしポーカールームのオーナー、マサキング氏の妻であるななちゃらさんの投稿をきっかけに、白熱した議論へと発展しました。本記事では、この論争の経緯や各立場の主張を紹介し、ポーカー業界における子どもの扱いについて考察します。
きっかけはFCオーナーの「子連れの是非を問うアンケート」だった
むざぽ名古屋店オーナー hamu さんのアンケート
MUSASHI POKER ROOM （ 通称むさぽ ）の名古屋のフランチャイズ店オーナー hamuさんがXに
ポーカー屋に子供に連れてくるのは［賛成］／［反対］
というアンケートを投稿しました。
むさぽ名古屋店は9月末の開店を目指しているので、お店の基本経営方針をどうしていくかを決めるのに補助的に使ったと思われます。
ななちゃらさんの反論
上記のアンケートに3割ほどの賛成意見がある結果に、投稿主のhamuさんは
うちは子供がプレイしない子供連れは入店を断ります。理由は他のお客様に迷惑とかではなく、待ちぼうけになる子供を見てられないからです。ポーカーみたいな終わりの目処が立たない競技に子供を待たせてほしくないし、英才教育なんて都合のいい言葉は使わないで下さい
と投稿します。
hamuさんの意見としては［子供連れの親が、子供を待たせて自分だけポーカーを楽しむことに反対］ということですが、アンケートの質問文にもある「ポーカー屋に子供に連れてくる」という事象の一部に反対だということのようです。しかし、「ポーカー屋に子供に連れてくる」の捉え方について、人それぞれ意見があり、その意見を乗せて投稿が拡散されていきました。
この投稿には、様々な反応がありました。まとめていきます。
【子供の年齢層によって話が変わってくる派】
このアンケートだと「親と一緒にいるだけで楽しい児童未満」と「ポーカーできる子供」と「その間」で意味変わっちゃうと思うんです。
【hamuさんと同じ意見/親だけ遊んで子供を待たせるのは反対派】
親だけ遊んで子供を待たせるのは反対です。 ゲームセンターで親だけ遊んで暇そうにしてる子供をみたらどう思いますか? 子供を待たせるのは賛成で子供をターゲットにするのは駄目なんですか？ 子供をターゲットにして子供にも遊ばせて上げた方がポーカー人口も増えるしいいと思います。
【子供がポーカーすることに反対/子供を連れてきて待たせるのには賛成派】
子どもがプレーするのに否定的です。 未就学児、乳幼児を1人にできないから親御さんが連れてくるのは肯定的です。
などなど、トピックを見る視点を変えると多岐にわたる意見がでました。
中には、ママポーカープレーヤーの意見もあり
【子連れでポーカーに行きたい現役ママ】
たまにママの息抜きでポーカー連れてくんだけど、そんなにダメって思われることなんだー😶ママもたまにはポーカーしたいな😊生きづらーーーい😊
これにななちゃらさんが共感し、親が子にポーカーをプレーさせることには反対だが、子供をポーカースポットに連れていくのには賛成であるというような引用投稿をしました。以下抜粋です。
【ななちゃらさんの長文投稿（抜粋）】
待ちぼうけがダメとか、放置は可哀想って当たり前
ショッピングしてる時に子供連れてって子供が暇だろ！って言ってるようなものw
抱っこしたり動画見させたりすれば良いと思うの。
プレーしない子供は入店拒否！ってむしろ私は子供が親のエゴでポーカーする事の方が良くないと思ってるw
むしろ家でずっと子供と付き合ってるより外に出る方が子供のためだし自分の趣味に子供連れて行けるのって最高だし、一石二鳥なんだよね。
毎日行く訳じゃないし。
大型大会に子供を連れていくのは私は反対
1選手として子供は預けるなりするべき。ポーカーをさせるのも良くないと思ってる派。
そんな大々的にSNSに子供入店拒否~！って言っちゃって色々大丈夫かな？って思っただけだから、
そうと決めてるならその店の方針についてとやかく言う意図はないよ~！噛み付いてる訳でもないw大丈夫ですか？って言っただけね
好きにやって頂けたらと思うヨ
色々話飛躍してたりしてたからお気持ち表明
マサキングさんはむさぽのオーナー、hamuさんはむさぽ名古屋店のオーナーということで同じ組織の中意見が真っ二つに割れているようです。
これを受けてさらに議論はヒートアップしました。
一つのアンケートから複数のトピックに火がついた
いわゆる炎上のような形で拡散されたこの話題は、ポーカー屋に子供に連れてくるのは［賛成］／［反対］というアンケート一つから始まりました。投稿主のhamuさんなりの思惑はあったものの、それはひとまず置いておかれる形で、様々な立場からの意見が見られました。
大きく分けて、以下のような話題がみられました。
ポーカーやアミューズメント施設に子どもを連れて行くことの是非
・連れていく子供の年齢に関すること。（何歳ならOK/NGの基準）
ー泣いたり暴れたりする子供がいたら、周りのプレーヤーに支障はないのか？
ー静かに待っていられる年齢の子供だからといって、親だけが遊んでいる状況はよいことなのか？
・子供が幼児の場合、親は子供を放っておいて良いのか？/膝の上に乗せればいいのか？
ーゲームセンターやパチンコなどで、子供を放って親が遊ぶのはありえないこと。ポーカースポットははゲームセンターでは？
ー膝の上にのせた子供がゲーム進行に影響を与えないか？
子供にポーカーをさせることの是非
・ポーカーをプレーしない/できない子供を連れていくor子供にプレーさせる、それぞれは別に賛否が分かれる。
・ポーカーをする大人たちと子供の関わりや、プレーすることそのものが、その後子供に悪い影響を及ぼすのか賛否が分かれる。
人生の価値観の問題？
数日前、ポーカー界隈でもう一つ、大きくバズった投稿がありました。
ポーカーは大人になってもできるから、若いうちは趣味や旅行、恋人に時間やお金を使うべきという価値観の投稿には様々な反応がありました。
どんどんポーカーのイベントできて、ポーカー会、若者どんどん増えているけど皆大丈夫か？ ポーカーって基本お金も時間もなくなるからな。 おっさんになってからでもできるから、若いうちは趣味、旅行、勉強、恋人にお金も時間も使ってほしいと切実に思う。
皆さんの反応
【賛成意見】その通り！
【その他の意見】ポーカーが趣味そのもの。だから時間もお金も費やしていいと思う。
こういった投稿がバズる原因として
「人生という限られた時間をどう過ごすか」/「自分の子供にどうあって欲しいと思うか」
という誰でもが必ず考えることがある大きなテーマが絡んでいるからだと考えられます。
それぞれの価値観があり、その人の立場や目線によって意見が大きく異なるようですね。
そのことを踏まえて、改めてタイムラインを見ていきたいと思います。
子供がポーカーをすることの是非
反対意見
過激な意見
反社・ヤカラ・ギャン中・社不だらけの界隈にわざわざ子供を関わらせる理由が一切ないんだよなぁ
脳トレ的なツールだとしても他で代替可能だし、そもそもそういう側面を子供に教えられるほど頭使ってポーカーしてる親おるん？
この意見は大変な注目をあつめており、共感も集めていますが一方で
上記に反対の意見
ポーカーがまるで反社の集まりであるかのような表現は間違いで、これが囲碁や将棋になっても反社のような人はいる。その理屈で子どもの習い事とかゲームを管理するつもりならどんなゲームもさせられなくなる。
という反響も見られました。
お店によっては深夜営業しているところもあるので、夜職の人が集まるようなお店も少なくはないでしょう。
そもそも風営法で深夜に子供がポーカースポットに出入りすることはできませんし、夜職だからといって堅気ではないというのは偏見にもなってしまいます。
お店の特色や雰囲気をしっかり把握して、子供に悪影響がなさそうなお店を選ぶ、というのは、親御さんが気にすべき重要ポイントポイントと言えそうです。
その他の反対意見
・ポーカーはそもそもギャンブル的な側面がぬぐえない。子供に賭博を仕込んでいい影響があるわけがない。
・ポーカーはギャンブルではなく「遊び」であるというイメージ定着のために子供が利用されているのではないか。
など
賛成意見
・子供とポーカーしたいけどなぁ
20年後くらいに一緒に海外行きたい
・ボードゲームの一種としてポーカーを教える感覚ならいいんじゃないかと思う
現在でもお子さんと共にアミューズメントスポットに通って親御さんとお子さんが一緒に楽しんでいるご家族も多く存在します。家族間のコミュニケーションの一つとしてポーカーを一緒にプレーしている様子はとても楽しそうです。
ジュニア大会存在
こどもポーカー大会
①子供達への承認の場
②ポーカー業界のクリーンなイメージの拡大
③新規プレイヤーの参入拡大
④店舗様の新規顧客の参入促進を目的
として活動中のこどもポーカー会は、未就学児から中学生を対象に定期的に開催されているようです。
一回の開催で50名近くの参加者が集まるようで、お子さん目線ではポーカーをプレーすることが楽しいと思えるようですね。
JOPTで開催！ポーカージュニア選手権supported by Heart Ribbon
来る2024年10月14日（月）、JOPT Tokyo #03 内でポーカージュニア選手権が開催されます！
公式ページには「ポーカーという競技を通して、友達と楽しい時間を過ごしながらも競い合うという面白さを感じていただけたらと思います。」と、あくまで子供でも楽しめる競技として開催されるそうです。
事前申し込み必須 のようで、定員があるそうなので、気になる方は公式ホームページをチェックしてみてください。
参加は無料、対象は小中学生で保護者の同伴が必要です。
ハートリボン協会から協賛される賞品は、
優勝 食事券4万円分+図書カード5千円分+似顔絵特製Tシャツ（漫画家 ピョコタン様協賛）
をはじめ3位まで提供されるようです。
メジャーな価値観はこれから形成されていく
カジノは大人しか入場できません。
しかし、アミューズメントポーカースポットはカジノではありません。
このトピックは、国内のポーカー人口の増大によって、いつかは議論されなければならなかったものでしょう。
ママさん・パパさんポーカープレーヤー、そしてそのお子さんが健全に安全安心に楽しめる場となるなら、子供の受け入れに賛同の声も多く集まるのではないでしょうか。
まずはこういったジュニア大会や、各ポーカースポットの取り組みにも注視していきたいと思います。
むさぽは経営方針を決定
FC名古屋店のオーナーhamuさんは下記の画像を投稿し、ななちゃらさんの意見に寄り添う形で収束しました。
ななちゃらさんは、今回の炎上に対して、改めて意見を表明しました。
子供を「放置して、自分だけ遊ぶ」というような意図はなかった。
むさぽは子連れで行けるお店として自分の中では少ない選択肢の一つだったため、入店禁止になってしまうことに反論しただけとのことです。
なお、このやりとり中、マサキングさんは静観を貫きました。
過去幾度にもわたるななちゃらさんの炎上で、マサキングさんは一度もリプ合戦に参加するようなことはありません。SNSの火力バランスはバッチリといったところでしょうか。
騒動中結婚記念日をお祝いしたというお二人、今後も日本のアミューズシーンの中心となりご活躍されることを期待しています！
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