9,208エントリーで争われた「WSOP 2026 Main Event」は、世界王者を決めるファイナルテーブルを迎えました。
最終9人には、3本のWSOPブレスレットを持つベテラン、初めてメインイベントへ出場したプレイヤー、サテライトから勝ち上がったアマチュアなど、多彩な顔ぶれが集結。
全員が最低賞金約1億6,000万円を確定させ、優勝賞金約16億円を目指しました。
ファイナルテーブルは大差のチップリーダーから始まりましたが、3日間の戦いではブラフ、リバーでの逆転、1億点を超えるポットが次々と発生。
最後まで目の離せない展開となっています。
本記事では、ファイナルテーブルへ進出した9人の紹介から、9位以降の成績、ヘッズアップの大勝負、優勝決定の瞬間までを時系列で振り返ります。
WSOPメインイベントFT進出者9名
ファイナルテーブルは、Lucas Jumalonさんが2位に倍以上の差をつける194,000,000点でスタートしました。
一方、最少スタックのEvagoras Evagorouさんも15BBを保有。
経験豊富なプロから本業を持つアマチュアまで、異なる背景を持つ9人が同じテーブルで世界王者を争います。
| FT開始時のチップカウント |
|---|
| 1位 Lucas Jumalonさん 194,000,000点・129BB |
| 2位 Rami Hammoudさん 79,000,000点・53BB |
| 3位 Jamie Shaevelさん 56,000,000点・37BB |
| 4位 Greg Muellerさん 48,500,000点・32BB |
| 5位 Michael Gaglianoさん 46,500,000点・31BB |
| 6位 Mario Boosさん 44,000,000点・29BB |
| 7位 Lauri Saaskilahtiさん 37,500,000点・25BB |
| 8位 Han Fengさん 25,000,000点・17BB |
| 9位 Evagoras Evagorouさん 22,500,000点・15BB |
Lucas Jumalonさん|194,000,000点

米国ワシントン州スポケーン出身の22歳。大学で経営管理とデータ分析を学び、ポーカーを始めて数年で世界最大級の舞台へ到達した若手プロです。
FT進出前のライブ最高賞金は約370万円でしたが、今大会ではDay8にスタックを急増。
FT進出時の持ち点は194,000,000点・129BBで、2位とダブルスタック以上の大差をつけ、優勝候補筆頭としてFTを迎えました。
Rami Hammoudさん|79,000,000点

カナダ・モントリオール出身の36歳。アクチュアリー数学を専攻し、普段はアナリティクスマネージャーとして働くアマチュアプレイヤーです。
2023年にはPlayground March Million 「Main Event」で優勝。
今回はサテライトから出場権を獲得し、FTを2番手のスタックでスタートしました。
Jamie Shaevelさん|56,000,000点

米国カリフォルニア州サンタモニカ出身の39歳。LED照明会社を経営しながら、ロサンゼルス周辺のキャッシュゲームを中心にプレイしています。
今回が18回目のWSOPメインイベントで、過去に8度の入賞を記録。
長年の経験を持つアマチュアとして、3番手から優勝を狙いました。
Greg Muellerさん|48,500,000点

カナダ・バンクーバー出身の55歳。かつてドイツでプロアイスホッケー選手として活動し、その後ポーカープロへ転向しました。
2009年に2本、2019年に1本のWSOPブレスレットを計3本獲得。
最終テーブルに残った9名のなかで、最も豊富なタイトル実績を持つベテランです。
Michael Gaglianoさん|46,500,000点

米国ニュージャージー州を拠点とする41歳のプロ。オンラインでは「Gags」の名前で知られ、オンラインとライブを合わせて4本のWSOPブレスレットを獲得しています。
2016年にはバイイン約40万円の「No-Limit Hold’em」で優勝。
プレイヤーとしてだけでなく、ポーカーコーチやコンサルタントとしても活動しています。
Mario Boosさん|44,000,000点

フランス出身の32歳。2011年にポーカーを始めたプロで、今回が初めてのWSOPメインイベントです。
FT進出前のライブ最高賞金は約875万円。
フランス人初のWSOPメインイベント王者を目指し、6番手の44,000,000点で再開しました。
Lauri Saaskilahtiさん|37,500,000点

フィンランド・ヘルシンキ出身で、スペイン・バルセロナ在住。包装関連企業で営業責任者を務めながら、セミプロとしてプレイしています。
今回が初めてのWSOPメインイベント。
FT進出前のライブ最高成績は、2025年EPT Barcelona「Main Event」の14位・約1,330万円でした。
Han Fengさん|25,000,000点

中国出身、米国テキサス州ヒューストン在住の27歳。2024年のGPI Mid-Major Player of the Yearに選ばれ、WSOP Circuit Main Eventの優勝経験も持つ実力者です。
FTでは『ONE PIECE』のドンキホーテ・ドフラミンゴを再現した、ピンクの羽根とサングラス姿で登場。
会場でひときわ目立つ装いに加え、プレイでも大きな見せ場を作りました。
Evagoras Evagorouさん|22,500,000点

キプロス出身の48歳。本業は眼鏡技師で、キャッシュゲームを中心にプレイするセミプロです。
友人からWSOPの参加権を贈られ、初めて米国を訪れてメインイベントへ出場。
最少スタックながら22,500,000点・15BBを残し、全員が約1億6,000万円以上を獲得するFTまで勝ち残りました。
FT初日|約3時間敗退者なし、
9名から7名へ
ファイナルテーブル序盤は、全員が高額なペイジャンプを意識する慎重な展開となりました。
Lucas Jumalonさんが大差の首位を維持する一方、ショートスタックも簡単には崩れません。
最初の敗退者が決まるまで約3時間を要しました。
Evagoras Evagorouさんが9位|JJ対AQ

ハンド#40、Jamie Shaevelさんが4,000,000点へレイズすると、Evagoras Evagorouさんが23,000,000点をオールイン。Jamieさんがコールしました。
Evagorasさんは9位となり、約1億6,000万円を獲得しました。
Mario Boosさんが8位|88対K9

ハンド#95、Mario Boosさんが14,000,000点へレイズ。
Lauri Saaskilahtiさんがオールインを返し、Marioさんが残りのスタックをコールしました。
Marioさんは8位・約2億円で大会を終え、残り7名となります。
Han Fengさんが3度の
プリフロップ勝負で2番手へ浮上

25,000,000点でFTをスタートしたHan Fengさんは、終盤の3度の大きなプリフロップ勝負をすべてノーコールで制しました。
公開カードを照合すると、1回目は9♠9♦でA♥3♠に先行。
2回目はK♣J♣でA♣2♠を、3回目はA♦2♣でA♠J♦をフォールドさせたブラフでした。
直後にはQ♦Q♣で、7♠-2♣-3♣のフロップにおけるLauri Saaskilahtiさんの15,000,000点チェックレイズへ30,000,000点を3ベット。
フォールドを引き出して1億点を突破し、106,500,000点の2番手で初日を終えました。
| FT初日終了時のチップカウント |
|---|
| 1位 Lucas Jumalonさん 212,000,000点・85BB |
| 2位 Han Fengさん 106,500,000点・43BB |
| 3位 Lauri Saaskilahtiさん 84,500,000点・34BB |
| 4位 Rami Hammoudさん 45,500,000点・18BB |
| 5位 Michael Gaglianoさん 42,000,000点・17BB |
| 6位 Jamie Shaevelさん 33,000,000点・13BB |
| 7位 Greg Muellerさん 29,500,000点・12BB |
約6時間のセッションを終え、Lucasさんは首位を守りましたが、HanさんとLauriさんが1億点前後まで接近。
優勝争いの構図が少しずつ変わり始めます。
FT2日目|
残り7人からヘッズアップへ
FT2日目は、ショートスタックの敗退が続いたあと、Han FengさんとLauri Saaskilahtiさんの一戦で大きく流れが変わりました。
Jamie Shaevelさんが7位|キッカー差で敗退

ハンド#121、Jamie Shaevelさんが10,000,000点へレイズし、Lucas Jumalonさんがコール。
7♠-4♥-3♣のフロップでJamieさんが残り4,500,000点をオールインし、Lucasさんがコールしました。
Jamieさんは7位・約2億4,000万円となりました。
Rami Hammoudさんが6位|
LucasさんがAハイで勝利

ハンド#137、Rami Hammoudさんが12,500,000点へレイズし、Lucasさんがコール。
8♠-6♠-2♠のフロップでRamiさんが残り4,000,000点をオールインしました。
Ramiさんは6位・約2億8,000万円。
Lucasさんは3億点を超え、再び大きなリードを築きます。
Han FengさんのAAがクラック|
5位で敗退

ハンド#141、Han Fengさんが6,000,000点へレイズすると、Lauri Saaskilahtiさんがボタンから50,000,000点へ3ベット。Hanさんが残りの25,000,000点をコールしました。
ドフラミンゴ姿と大胆なブラフでFTを沸かせたHanさんは、5位・約3億6,000万円で大会を終えています。
Lauri Saaskilahtiさんが
188,500,000点のポットを獲得

Hanさんが敗退した直後のハンド#142では、LucasさんとLauriさんがFT2日目最大の勝負を迎えます。
Lauriさんが6,000,000点へレイズし、Lucasさんがビッグブラインドからコール。
9♠-4♦-2♥のフロップでLucasさんが10,000,000点をベットすると、Lauriさんが25,000,000点へレイズし、Lucasさんがコールしました。
ターンは「5♦」。
LucasさんがLauriさんの残りスタックに迫る61,000,000点をベットすると、Lauriさんは長考の末にコールします。
Lauriさんは10♠10♣、Lucasさんは4♥3♦。リバー「K♦」でLucasさんに逆転の手は落ちず、Lauriさんの「10ポケ」が勝利しました。
Lauriさんが188,500,000点の巨大ポットを獲得したことで、Lucasさんの独走に待ったをかけ、優勝争いへ本格的に加わります。
Michael Gaglianoさんが4位|
Lucas JumalonさんがターンJで逆転

ハンド#150、Michael Gaglianoさんがボタンから9,500,000点をオールイン。
Greg Muellerさんがスモールブラインドからコールすると、Lucasさんがビッグブラインドからオールインを返し、Gregさんはフォールドしました。
Michaelさんは4位・約4億4,000万円。Lucasさん、Lauriさん、Gregさんの3人が残ります。
Greg Muellerさんが3位|
Lauri SaaskilahtiさんがKKでトラップ

3人でのプレイが始まって2ハンド目、LauriさんはKKをプリフロップでリンプし、Gregさんを誘い出しました。
Gregさんは3位・約6億円。LucasさんとLauriさんによるヘッズアップが決まります。
Lucas Jumalon対Lauri Saaskilahti|
ヘッズアップへ

| ヘッズアップ開始時のチップ |
|---|
| Lucas Jumalonさん 328,000,000点 |
| Lauri Saaskilahtiさん 225,000,000点 |
FT開始時は194,000,000点対37,500,000点だった両者ですが、Lauriさんが差を詰め、約6対4のスタックで最終決戦を迎えました。
ヘッズアップ序盤はLucasさんが積極的にベット。
Lauriさんも簡単には引かず、短い対戦の中で1億点を超えるポットが続きました。
Lucas JumalonさんがT5で
ブラフキャッチ|約1億4,000万点

ハンド#162、Lauriさんはフロップで6,000,000点、ターンで22,000,000点、リバーで37,000,000点とベットし、Lucasさんはすべてコールしました。
LucasさんのAと10のツーペアが勝利し、約1億4,000万点のポットを獲得。
序盤のリードをさらに広げます。
Lauri Saaskilahtiさんが
リバーのフラッシュでダブルアップ
ハンド#166、LauriさんがA♥10♦で10,000,000点へレイズすると、LucasさんがA♠9♣でオールイン。
Lauriさんは約131,000,000点のスタックをコールしました。
フロップではLauriさんがリードし、ターン「9♦」でLucasさんがツーペアへ逆転しましたが、リバー「6♦」でLauriさんがフラッシュを完成させ、約2億6,000万点のポットを獲得しました。
一度は敗退寸前まで追い込まれたLauriさんがダブルアップ。
終了後はLucasさん287,000,000点、Lauriさん266,000,000点となり、両者のスタックはほぼ互角となります。
約4億6,000万点のポットが勝負を決める

ハンド#167、Lucasさんはプリフロップで8,000,000点、フロップで4,000,000点をベットし、Lauriさんが続けてコールしました。
ターン「J♠」でLucasさんがポットの約2倍となる40,000,000点をベット。
「J」のワンペアを作ったLauriさんが再びコールします。
リバー6♠でLucasさんが180,000,000点をベットすると、Lauriさんは数分間の長考後にコールしましたが、Q♠のフラッシュに敗れ、約4億6,000万点に達したFT最大のポットがLucasさんへ渡り、10BB未満まで追い込まれました。
最終ハンド|Lucas Jumalonさんが
WSOPメインイベント優勝
ハンド#169、Lucas Jumalonさんがボタンからオールイン。Lauri SaaskilahtiさんはA♠7♦で素早くコールしました。
Lucas Jumalonさんが9,208エントリーの頂点に立ち、優勝賞金約16億円とWSOPブレスレットを獲得。
Lauriさんは準優勝で約9億6,000万円を獲得しました。
22歳での優勝は、2009年に21歳で優勝したJoe Cadaさんに次ぐ史上2番目の若さです。
LucasさんはFT開始時から最終ハンドまで一度もチップリードを譲らない「ワイヤー・トゥ・ワイヤー」で世界王者となりました。
優勝インタビュー|「父は僕のヒーロー」
優勝直後のインタビューで、Lucasさんは「父は僕のヒーローです」と語り、支えてくれた父への感謝を伝えました。
若い世代をポーカーへ呼び込み、Chris Moneymakerさんのように新たなブームにつなげたいという目標を語り、準優勝のLauriさんへ敬意を示しています。
WSOP 2026 Main Event FT
最終順位・賞金
| ファイナルテーブル最終結果 |
|---|
| 1位 Lucas Jumalonさん(米国) 約16億円 |
| 2位 Lauri Saaskilahtiさん(フィンランド) 約9億6,000万円 |
| 3位 Greg Muellerさん(カナダ) 約6億円 |
| 4位 Michael Gaglianoさん(米国) 約4億4,000万円 |
| 5位 Han Fengさん(米国) 約3億6,000万円 |
| 6位 Rami Hammoudさん(カナダ) 約2億8,000万円 |
| 7位 Jamie Shaevelさん(米国) 約2億4,000万円 |
| 8位 Mario Boosさん(フランス) 約2億円 |
| 9位 Evagoras Evagorouさん(キプロス) 約1億6,000万円 |
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最新スケジュールや参加方法は、以下の関連記事から確認できます。

【主な参照】
- ライブリポート:PokerNews FT初日 / FT2日目 / ヘッズアップ
- 公式映像:WSOP公式YouTube
- 選手プロフィール:PokerGO Tour / Poker.org / Las Vegas Review-Journal


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