2026年10月は、JPBA・PPCJによる店舗運用ガイドラインの公表や、じゃんけんポーカー7店舗のブランド統合など、ポーカー店舗の運営に関わる発表が続きました。
じゃんけんポーカーに関しては、元店長自死訴訟の控訴審判決と「むさぽ」とのブランド統合が相次いで発表されました。本記事では、10月に注目された4つのテーマを振り返ります。
JPBA・PPCJが
店舗運用ガイドラインを公表
JPBAと日本ポーカー振興協議会(PPCJ)は、10月31日に「アミューズメントポーカー店舗運用ガイドライン」第1版を共同で公表しました。店舗の営業や広告宣伝について、事業者が遵守すべき基本事項をまとめた自主規制文書です。
【ガイドラインの主な内容】
- 賭博の禁止
- 遊技結果に応じた賞品提供の禁止
- チップの営業所外への持ち出し等の禁止
- 広告・SNS等に関する留意事項
ガイドラインでは、賭博や遊技結果に応じた賞品提供、チップの店舗外への持ち出しを禁止し、広告やSNSで射幸心をそそる表現を使わないことなどが示されました。
| 講話主催 | 日本ポーカー事業者連盟(JPBA) |
|---|---|
| 講話実施日 | 2026年10月23日 |
| 講師 | 警察庁生活安全局保安課 |
| ガイドライン公表 | 2026年10月31日(第1版) |
| 策定・公表 | JPBA・日本ポーカー振興協議会(PPCJ) |
| 今後の展開 | Q&Aの整備・加盟店舗の認証制度を検討 |
なお、JPBAはガイドライン公表に先立つ10月23日、警察庁生活安全局保安課による講話を開催しました。当日の詳しい経緯や背景については、以下の記事で解説しています。

じゃんけんポーカー元店長自死訴訟|
控訴審も約1億円の賠償命令を維持

名古屋高裁は2026年10月28日、じゃんけんポーカー今池店の元店長・井上遥樹さん(当時25歳)の遺族による損害賠償訴訟で、運営会社や上司らの控訴を棄却し、一審の約1億160万円の賠償命令を維持しました。
井上さんは2020年11月16日に自死。長時間労働(10月の時間外労働が70時間超)と職場での暴行が適応障害と自死につながったと認定されています。
【判決のポイント】
- 一審(名古屋地裁)の賠償命令を二審も維持
- 長時間労働と暴行が自死の原因と認定
- 今池店は2026年8月2日に閉店済み
| 控訴審判決 | 2026年10月28日(名古屋高裁) |
|---|---|
| 判決内容 | 控訴棄却(一審の賠償命令を維持) |
| 賠償額 | 約1億160万円 |
| 一審判決 | 2026年3月18日(名古屋地裁) |
| 認定内容 | 長時間労働 + 暴行 → 適応障害 → 自死 |
| 今池店 | 2026年8月2日に閉店 |
一審の名古屋地裁は2026年3月18日に同額の賠償を命じており、二審でもその判断が覆ることはありませんでした。

じゃんけんポーカー7店舗が12月から順次変更|
「むさぽ」とブランド統合へ

株式会社MUSASHI Entertainmentは10月27日、じゃんけんポーカーとのブランド統合を発表しました。対象となる7店舗は、2026年12月1日〜5日ごろから順次「MUSASHI POKER ROOM(むさぽ)」へ変更される予定です。
対象は岡崎・岐阜・浜松・京都河原町・南草津・神戸三宮・佐賀の7店舗です。公式案内では、店舗名や料金システムは変更される一方、スタッフと運営会社は基本的に変わらないと説明されています。
【注目ポイント】
- 7店舗が12月1日〜5日ごろから
順次むさぽへブランド変更 - スタッフ・運営会社・営業時間は
基本的に変更なし - 有効なJAMSチップは
1 JAMS$=1 MDで交換可能
| 発表日 | 2026年10月27日 |
|---|---|
| ブランド変更 | 2026年12月1日〜5日ごろから順次 |
| 対象店舗 | 岡崎・岐阜・浜松・京都河原町・ 南草津・神戸三宮・佐賀の7店舗 |
| 変更後 | MUSASHI POKER ROOM(むさぽ) |
| チップ交換 | 1 JAMS$=1 MD、 受付期限は2027年5月31日 ※JAMSチップ自体は 最終来店から6カ月で失効 |
| 引き継がれないもの | クーポン・来店ポイント ・過去のプレイ履歴・購入履歴 |
ブランド変更日までは、各店舗がじゃんけんポーカーとして通常どおり営業します。ブランド変更後はタイムレーキのチップ払いが終了し、新しい料金システムへ移行する予定です。

りいさんがRe:Pokerオーナーを退任|
RABBIT HUNT町田店も閉店へ

大会MCなどで活動するりいさんと小林みやひさんからは、それぞれ関わってきた店舗について発表がありました。
【注目ポイント】
- りいさんは9月中旬に
Re:Pokerオーナーを退任 - RABBIT HUNT町田店は10月28日に閉店し、別運営で新装開店予定
りいさんは「Re:Poker」を9月中旬に退任しましたが、店舗は営業を継続しています。小林みやひさんプロデュースの「RABBIT HUNT町田店」は10月28日の営業をもって閉店し、ベルバードアミューズメントのもとで、内装・システム・店舗名を一新して新装開店する予定です。開業日は後日案内されます。
2人の発表には、感謝や労いの言葉、閉店を惜しむ声が寄せられました。

10月は「ルール整備」と
「事業再編」が動いた1ヵ月
2026年10月は、ポーカー業界のルール整備と事業者側の動きが重なった1ヵ月でした。
| ニュース | 今後の注目点 |
|---|---|
| 店舗運用ガイドライン公表 | 各店舗の対応とQ&A・認証制度の整備 |
| じゃんけんポーカー控訴棄却 | 上告の有無と判決の確定、業界全体の労務管理 |
| じゃんけんポーカーとむさぽのブランド統合 | 7店舗の変更日と新料金システムへの移行 |
| りいさん退任・町田店閉店 | Re:Pokerの今後と町田新店舗の開業日 |
JPBAとPPCJによる店舗運用ガイドラインの公表は、アミューズメントポーカー店舗の営業や広告宣伝に関する基本事項が明文化された動きです。今後は、各店舗の対応に加え、Q&Aや認証制度の整備が注目されます。
じゃんけんポーカーについては、元店長自死訴訟の賠償命令維持と、7店舗のブランド統合が同時期に重なりました。店舗の労務管理や事業運営のあり方が改めて注目される出来事です。なお、訴訟とブランド統合の関係は公式には説明されていません。
11月以降も、ガイドラインを受けた各店舗の対応や、じゃんけんポーカー7店舗のブランド変更、新料金システムの案内に注目です。


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