【元ROOTSスタッフにインタビュー】ROOTSはなぜ初心者の入口になれるのか | 元スタッフが語る接客と体験設計

ROOTSインタビューアイキャッチ画像

「世界のヨコサワ」さんらが立ち上げたポーカールームとして知られるROOTS

華やかな店内や丁寧な接客が注目される一方、給与や評価制度、外部大会への出勤ルールは、利用者からは見えにくい部分です。

今回は、ROOTSに在籍していた元スタッフ3名へ匿名で話を聞きました
接客教育を評価する方がいる一方、勤務開始時の時給や外部で働ける範囲に不満を感じた方もいます。

同じ職場でも、働く目的や将来像によって受け止め方は異なります。
3名の証言から、ROOTSで働く魅力と制約の両面を整理します。

現在の給与、評価制度、勤務ルールとは異なる可能性があります。
また、個人が特定されないよう、在籍時期や一部の経歴は掲載していません。

目次

ROOTSとはどんな場所なのか

ROOTS渋谷店の写真
引用:ROOTS公式

ROOTSとは、世界のヨコサワさんひろきさんが立ち上げた、渋谷・大阪に店舗を展開する国内有数の規模とされるアミューズメントポーカールームです。

初心者向けのビギナーズゲームのほか、リングゲーム、トーナメント、実力を競うTIER MATCHまで幅広いゲームが開催されており、ポーカーを気軽に楽しめる場として知られています。

世界のヨコサワさんについては以下の記事で詳しく解説しています。

ROOTSで働き始めた理由

ROOTSの店内写真にROOTSで働き始めた理由のタイトル
LightTHREE

ROOTSへ応募したきっかけを教えてください。

元スタッフA

僕は友人に「ディーラーをやりたい」と誘われたことがきっかけです。
ポーカー業界の良いところも悪いところも見てきたので、友人と働くならクリーンな場所がいいと思っていました。

その点で、ROOTSなら未経験の人も入りやすいと感じていました。

元スタッフB

知名度があったこと、接客を学べそうだったことが応募の理由です。
条件を細かく比べて選んだというより、初めてでも働く姿を想像しやすい店舗でした。

LightTHREE

Aさんは安心感、Bさんは知名度や働く姿を想像しやすかったことが決め手だったのですね。

応募する段階で、給与や勤務条件はどこまで重視していましたか。

元スタッフB

最初から条件を細かく比較していたわけではなく、ROOTSで働くことへの興味が先にありました。
そういう人は結構多かったです。

ROOTSでは、ディーラー経験者だけでなく、ポーカー未経験から応募するスタッフも珍しくなかったといいます。

ディーリング速度より接客重視

ディーリング速度より接客重視のイメージ画像
LightTHREE

現場では、どのような働き方が求められていましたか。

元スタッフA

ホテルのような丁寧な接客で迎えて、テーマパークに来たような楽しさを感じて帰ってもらう。
そういうホスピタリティを重視していたと思います。

ディーリングを速くするために無愛想になるくらいなら、多少遅くても丁寧に接する。
プレイヤーファースト」は徹底されていました。

元スタッフB

接客に力を入れている店舗だと感じました。
一方で、入ったばかりのスタッフが多い時期は、ディーリング技術に差が出ることもありました。
技術面を接客で補っている場面はあったと思います。

勤務開始時の時給は
最低賃金に近かった

LightTHREE

時給や待遇をどのように受け止めていましたか。

元スタッフB

私が働き始めた頃の時給は最低賃金に近い水準でした。

接客やゲーム進行など覚えることは多かったので、仕事内容に対して高い時給だとは感じませんでした。

LightTHREE

仕事内容を考えると、低いと感じていましたか?

元スタッフC

ほかのポーカー店舗がより高い時給を出しているのを知っていたので、やはり不満はありましたね。

ブランドのある店で経験を積めることに価値を感じる人はいましたが、それと給与が十分かどうかは別だと思います。

LightTHREE

ROOTSで得られる経験に価値を感じていても、給与水準には納得できない方がいたということですね。

昇給制度があることで、不満は解消されていましたか。

ROOTSで採用している昇給制度
引用:ROOTS公式
元スタッフA

僕の周囲では、きちんと仕事をしていれば時給は上がるという認識でした。
キャストから大きな不満が出ることは、あまりなかったです。

元スタッフC

昇給制度があるから、最初の時給が低かったんでしょうね。
今は基本時給が結構上がってるみたいですが。

2カ月に1回のフィードバック

LightTHREE

それでは、接客面や技術面について、どのように評価されていましたか。

元スタッフA

在籍していた頃は、2カ月に1回、社員からフィードバックがありました。
「ここができているから、次はこれを頑張ろう」と具体的に伝えてもらえたので、仕事を見てもらえている感覚はありました。

元スタッフB

評価の機会が定期的にあること自体は良かったと思います。
ただ、評価された内容が時給にどう反映されるのかは、もう少し分かりやすいほうが働きやすかったです。

定期的な面談を成長の機会と捉える方がいる一方、評価と昇給のつながりには分かりにくさも残っていたようです。

JOPT運営側への
ディーラー出勤は禁止

LightTHREE

ほかの店舗や大型大会で働くことはできましたか。

元スタッフA

客としてほかの店へ遊びに行くことは、建前では「あまり行かないでね」と言われていましたが、実際に遊びに行って問題になるわけではありませんでした。

ただ、大型大会へディーラーとして出勤するのはNGでした。

元スタッフC

僕は大型大会でも働きたかったので、この制限が辞めた理由の一つです。

店内とは違う規模の大会で経験を積む機会が減りますし、副収入の選択肢も狭くなります。
ROOTSで働きながら外の現場にも出たい人には、大きな条件だと思います。

LightTHREE

店外で遊ぶことと、大型大会側で働くことは分けて扱われていたのですね。

スタッフの間では、出勤制限が問題になっていましたか。

元スタッフA

僕の周囲では、制限に困っている人は見ませんでした。
大型大会で働くことより、ROOTSの中で任される役割を増やしたい人が多かったです。

元スタッフC

不満を口にする人はそんなに見なかったです
ただ、将来ディーラーとして活動の幅を広げたい人には影響があるので、そういった人には合わないかもしれないですね。

同じ出勤制限でも、ROOTS内で経験を積みたいAさんと、外部大会へ活動を広げたいCさんでは受け止め方が異なりました。

店舗勤務と大型大会勤務の違いや、ディーラーの成長機会をめぐる議論については、以下の記事で詳しく紹介しています。

ROOTSで得られた経験と
キャリアの限界

店舗、大会のイメージ画像
LightTHREE

ROOTSで働いて得られた経験は何でしたか。

元スタッフA

僕は、初心者への説明や接客を学べたことが大きかったです。

日々の仕事を評価されると、初心者講習や配信ファイナルテーブル、新人研修など、担当できる役割も増えていきました

元スタッフB

私は、幅広いお客様に合わせて対応する力が身についたと思います。
学生スタッフにとっては、接客や店舗運営の経験を就職活動で話せる点もメリットでした。

ただ、ポーカー業界で長く働くためのキャリアとは分けて考えていました。

LightTHREE

接客や店舗運営の経験は得られても、それがそのままポーカー業界でのキャリアになるとは限らないということですね。

ディーラーとして店外へ活動を広げることについては、どう考えますか。

元スタッフB

私は、ROOTSの中で目指せる役割と、大型大会で求められる経験は同じではないと思います。
どちらを目指すかで、働く場所の選び方は変わります

元スタッフC

僕の場合は、店内で評価されても外部大会へ出られないことに限界を感じました。

接客を学ぶ環境としては良くても、ディーリング速度や大規模大会の進行を経験したいなら、ROOTSだけで完結させるのは難しいと思います。

ROOTSでは、接客、初心者対応、配信テーブル、新人研修などの経験を積めた一方、外部大会で働くことを目指す方には勤務上の制限がありました。

何をキャリアと考えるかによって、職場への評価は変わります。

3名が考える
ROOTSに向いている方

LightTHREE

最後に、ROOTSで働くことが向いている方、向いていない方を教えてください。

元スタッフA

僕は、接客を大切にしたい人や、初心者が安心できる店舗づくりを学びたい人に向いていると思います。

ROOTSの中で役割を広げることに魅力を感じる人なら、目標も見つけやすいです。

元スタッフB

私は、給与だけでなく、仕事内容や身につく接客経験まで含めて判断できる人に向いていると思います。

応募するなら、時給、昇給基準、シフト、外部勤務の扱いを先に確認したほうがいいです。

元スタッフC

僕は、収入を最優先する人や、各地の大型大会でディーラー経験を積みたい人には合わない可能性があると思います。

ブランドへの憧れだけで決めず、自分がどこまで活動したいかを考える必要があります。

LightTHREE

同じ職場でも、接客を学びたい方、条件を見比べたい方、大型大会まで活動を広げたい方では、評価が分かれることが分かりました。

本日はありがとうございました。

まとめ|同じ環境でも
目的によって評価が分かれる

まとめのイメージ画像

ROOTSでは、接客を重視した教育や定期的なフィードバックがあり、初心者対応や配信ファイナルテーブル、新人研修など経験を積み、役割を広げられる環境がありました。

一方、在籍当時の開始時給は最低賃金に近く、大型大会へのディーラー出勤は禁止されていたといいます。
昇給制度や店内での目標を肯定的に捉える方がいる一方、収入や外部大会での経験を重視する方からは不満も出ました。

ROOTSが働きやすいかどうかは、接客を学びたいのか、生活のための収入を得たいのか、大型大会まで活動を広げたいのかによって変わります。

知名度や店舗イメージだけで判断せず、給与、評価制度、勤務範囲、将来の進路を分けて確認することが重要です。

ポーカーを始める場所を探している方は、まず店舗の雰囲気から確認してみてはいかがでしょうか。
以下の記事では、ROOTSのそれぞれの店舗について紹介しています。

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