ライブポーカーをしていて、よく「CB(シービー)」って言葉を耳にしませんか?
「CB」とは「コンティニュエーションベット」の略です。
本日はこの「CB(コンティニュエーションベット)について解説していきます!
CB(コンティニュエーションベット)とは?
コンティニュエーションベット(以下 CB)とは、プリフロップで最後にレイズをしたプレイヤーがフロップでも引き続きベットをすることです。
CBを打つメリットは非常に多いです。
では、なぜ打つ必要があるのでしょうか?
理由①エクイティの確保
理由の1つ目は、エクイティの確保です。
エクイティの確保とは要するに、何も当たっていない相手のハイカードを降ろしてしまうということです。
プリフロップで相手がこちらのオープンに対してレイズをしてこなかった場合(コール止めの場合)、こちらより弱い手を持っている可能性が高いです。そのため、フロップで引き続きベットをすることで、フロップの時点で相手を降ろせる可能性があるのです。
例えば、プリフロップでBTNの自分がATsでオープンし、BBの相手がコールしてきたとします。(ここでBBのハンドをQ9sとします)
フロップはK 5 4のレインボーです。
オリジナルレイザーのAT側がCBを打つことで、相手はただのQハイですから、降ろせる可能性があるのです。
実はこの場合、フロップの時点でのエクイティは
ATs:80%
Q9s:20%
であり、相手に20%の勝率が残っているのですが、CBを打つことによりフロップで勝負を終わらせることができます。
これがエクイティの確保です。
理由②相手にフリーカードを与えない
理由の2つ目は、相手にフリーカードを与えないためです。
フロップが開き、相手にドローが付いた場合、自分がチェックをしてしまうと、相手はチップを払うことなくターンカードを見ることが出来てしまいます。
例えば、プリフロップでBTNの自分がATsでオープンし、BBの相手がコールしてきたとします。(ここでBBのハンドをQ9sとします)
フロップはA 8 2のツートーンボードです。
オリジナルレイザーのAT側は、トップヒットしており十分に有利な状況です。Aと2がクラブスートであり、フラッシュドローからは十分にバリューを取れるでしょう。
しかしここでチェックをしてしまうと、相手はチップを払うことなくターンカードを見ることができてしまいます。これでは相手に有利な状況が生まれてしまうのです。
理由③イニシアチブを持ちながらプレイする
理由の3つ目は、イニシアチブを持ちながらプレイするためです。
フロップでCBを打たずに相手からベットが入ってしまうと、それ以降のプレイが有利に進めづらくなってしまいます。
CBを打つことでフロップ以降も主導権を握ってプレイすることで、自分に有利な状況を作り出すことができるのです。
CB(コンティニュエーションベット)を打たないシチュエーション
ここまでCBを打つメリットについて話しましたが、全てのシチュエーションでCBを打てばいいというわけではありません。では、CBを打たないのはどのようなシチュエーションでしょうか?
シチュエーション①
全員が$200持ちのキャッシュゲーム(6人テーブル)で、ブラインドはSB $1 – BB $2。
あなたはUTGでQsJsを持っています。
プリフロップであなた(UTG)は$5にレイズ。HJ,CO,BTN,SBがフォールドしてBBがコールしました。
フロップは5d4d3c。
BBがチェックをしたとき、あなた(UTG)はCBを打つべきでしょうか?
・・・こちらは、多くの場合、CBを打つべきではないです。
理由は、この5d4d3cというボードは、BBが絡んでいる可能性が高いボードだからです。フロップの時点でナッツは67、A2も下のストレートを完成させており、どちらのハンドもBBのレンジに含まれます。また、55,44,33はセットを完成させており、34, 45などのハンドはツーペアを完成させています。56, 46などのヒットドロー系も考えられるでしょう。
CBを打つとBBからレイズが返ってくる可能性のある危険なボードです。
逆にBBからするとブラフをしやすいボードでもあるため、UTGはオーバーペアを持っている場合もチェックした方が利益的だと考えられます。
シチュエーション②
全員が$200持ちのキャッシュゲーム(6人テーブル)で、ブラインドはSB $1 – BB $2。
あなたはUTGでKsTsを持っています。
プリフロップであなた(UTG)は$5にレイズ。HJ,COがフォールドしてBTN,SB,BBがコールしました。
フロップはAd6c5c。
SB,BBがチェックしたとき、あなた(UTG)はCBを打つべきでしょうか?
・・・こちらも、多くの場合、CBを打つべきではありません。まず大前提として、このシチュエーションは4人のマルチウェイのため、そもそもポットが大きくなっています。そうなるとCBの額も大きくなるため、失敗したときの損失も大きいです。そのため、強いメイドハンド以外はCBを打たない方が良いでしょう。
AハイボードですのでUTGに有利なボードではありますが、BTNとSBのコールレンジにAxスーテッドのようなハンドが多く含まれるため、CBを打ってもコールされることが多いでしょう。また、78, 34などのオープンエンドストレートドローや、ハートのフラッシュドローなど、ドローも多く考えられるボードです。
降ろせるところが少なく、4wayでさらにポットが膨らんでしまうため、CBを打つメリットが薄いと考えられます。
まとめ
CBについてまとめると、
- プリフロップで主張した強さを引き続き主張することができる
- ボードに絡んでいなくてもイニシアチブを握って有利にプレイできる
- 自分が絡んでおらず、相手に有利なボードではベットしないことが利益的
です!
メリットも多いですが、使い所をしっかり学んでプレイしていきましょう◎
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