【ポーカー歴半年で8,700万】ナーツゴンニャー中井さん独占インタビュー

韓国チェジュで開催されたTritonにナーツゴンニャー中井さんが参加し、合計8,700万円を獲得する快挙を成し遂げました。

Tritonとは、一番安いトーナメントで参加費225万円、高いものは2,000万円を超える最高級のポーカー大会です。

ポーカーだけで数十億稼ぐ世界のトッププロばかりが参加する大会でポーカー歴半年のナーツさんが大活躍し話題となりました。

そんなナーツゴンニャー中井さんが今回体感したTritonの世界、そのときの心情などをインタビューしたのでぜひご覧ください。

目次

ー初めて体感したTritonの世界ー

画面の奥で何度もみていた各国のトッププロ達が勢揃いしていた

どういった経緯でTritonに参加されたのですか?

お恥ずかしい話なのですが、今年の1月にYouTube動画でTritonという存在を知りました。その時は参加する意思はなく、興味本意で世界のトッププロたちのプレーを分析していました。

視聴する時間を重ねる度にTritonというハイレベルな舞台で勝負してみたいという気持ちになり開催1ヶ月前に参加を決めました

1ヶ月前に存在を知ったのは意外でした。
実際にハンドが配られ、世界的なプロしかいない空間でポーカーが始まったときの心情はどうでしたか?

画面の奥で何度も見ていた各国のトッププロ達が勢揃いしていて興奮しました。

昨年、パワフルスピリッツという僕が所属しているKONAMI運営のインフルエンサー野球チームで投手としてあのイチローさんと対戦させてもらったのですが、その時に近い感動がありました。少年に戻れる瞬間でした。

世界トップクラスと対戦できる機会はなかなかないですからね。
Tritonで初入賞したときの率直な気持ちを教えてください。

嬉しかったです。けど、Tritonの現場はどのトーナメントでもインマネの瞬間が分からないぐらい静かな事に驚きました。笑

ー怒涛の3回入賞を経てメイン参戦ー

日本人の初優勝を届けれなかったのが申し訳なかった

日本人最後の生き残りとしてどんな思いで戦っていましたか?

まず日本人の初優勝を届けれなかったのが申し訳なかったです。

配信のコメントやSNSの反応を見ても、ウマキんグのファンの方をはじめ多くの方に応援してもらっていて幸せ者だなと思いました。


正直、昨年の7月からポーカー界に出てきた調子に乗ったぽっとで人間なのでポーカー玄人は受け入れてくれる人は少ないと思ってました。


ただ、全くそんなことはなく皆さん優しく接してくれて褒めてくれて後押しもしてくれるのでポーカー人も器が大きい人ばかりだなと日々感じてます。


本当に周りの方々に、ウマキんズに恵まれています。支えられてます。

周りの応援は励みになったと思います。
3betを多く打っていた印象でしたが、アグレッシブなプレーを心がけていましたか?

相手や状況によって3betレンジの頻度を組んでいました。切り取るシチュエーションによって180度3ベット頻度は変わっているかなと思います。

特に緊張感があったAQパッツモストレート>JJセットのときのアクションについて何を考えていたか教えてください。

ずっとポジションをとられる席にいたフォクセン相手にはチェックレンジをかなり強めに組んだ方が長期的な利益になりやすいと考えていました。

かなり上手いプレイヤーです、割愛しますが色々思考しました。ただ「チェックレンジを強くしすぎた」が反省した上での結論です。相手が標準的なプレイヤーならプレーラインは大きく異なります。

感情面ではパッツモで嬉しいとかの興奮はあまりしないタイプです。

あと1人飛べば入賞のタイミング
入賞濃厚となるAが4枚目に落ちたのを
目の前で見守るナーツさん

目の前でKK対AKが起こってターンにAが落ちた時、そして入賞が決定したときどんな感情になりましたか?

応援してくれている方々に良い報告をできることが嬉しかったです。ただバブルになったプレイヤーとは同卓していたので可哀想だなの方が大きかったです。

Tritonは世界選抜といっても過言ではないので圧倒的なハイレベルでした

285エントリー中17位、そしてTritonで合計4回入賞約8,600万獲得という功績について、ご自身ではどう思われますか?

まさかTritonで4インマネも出来ると思っていなかったので驚きです。笑

ただ最高が10位で賞金の傾斜が強くなるFT(最後の9人)まで走れなかったのが心残りですね。

Tritonではどのように”期待値を積んだ”のでしょうか?

主語が大きいので話すと100時間かかります。笑

Tritonならではで言えば、動画は何度も視聴していたので有名選手の特徴を踏まえてレンジと頻度を構成していました。

あとは普段よりレートが上がっている事は考えずにプレイする事が期待値上必要なので出来るだけいつも通りの気持ちで挑みました。

ナーツさんが肌で感じた日本のポーカー大会とTritonの違いはなんですか?

まず前提に日本のプレイヤーは上手な方が他国と比べて本当に多いと思います。ただTritonは世界選抜といっても過言ではないので圧倒的なハイレベルでした。

参加費数百万〜数千万のトナメで超絶プレッシャーをかけるプレイラインをとれるのは圧巻でした。

あとはアレだけ全選手から睨まれる観察される環境は初体験でした。笑 彼らは1プレイ1プレイ大胆に見えて、とても繊細に考えてますね。

ずーっとフォクセンやチドウィックからの視線が強いので情報を与えないように、途中からプレイ中に自分の表情を隠すことを覚えました。笑

ずっと見られていましたね笑
フォクセンにガン見されたとき何を考えていましたか?笑

実は意外と冷静で、こっちがじーっと目を合わせたらフォクセンはどんな反応をするんだろうとか考えていましたが、日和って顔だけ隠していました。笑

賞金の使い道は決めていますか?

親孝行に使います。

ー競馬からポーカーの世界へー

ポーカーを始めたきっかけはなんですか?

昨年7月にいだちゃんねるのコバと韓国のパラダイスシティのカジノへ遊びに行ったときの1-3ですね。

彼にポーカーのルールから教えてもらい遊んでみたらどハマりして1週間近く2人でキャッシュを打ち続けてました。笑

ナーツさんと言えばポーカー歴1週間でJOPTメイン2位入賞し1,200万獲得ですがポーカーを続ける大きなきっかけになったのでしょうか?

そうですね。実はjopt初日でアンティの存在を知りました!笑

卓の人たちが優しくていろいろ教えてもらいました。初心者のぼくにとっては上振れとはいえ2600人中2位になったのは自信になりました。

そして、プレイの基本等を何も知らないのを分かった上で解説のそうじろうさんがセンスがあると褒めてくれたり、オドワイヤーもそうですね。

同卓したピョコタンさんもわざわざYouTube動画を作成して細かく褒めてくれて。実力者の方々に乗せられるものだから調子に乗ってモチベーションを上げさせられました。笑


そういえばオドワイヤーはTritonでこの時のことを覚えていてくれて話しかけてくれました。
本当に良い人です。

どうやってポーカーの実力を磨いていますか?

実力が向上した要因になりますが、沢山あります。5点にまとめます。笑

昨年APT台湾開催時にWSOP最高位のキヨさんに出会い教えてもらったのは大きいですね。アドバイスをいただいた事を理解して再現したらすぐに4日連続ハイローラートナメFT進出という結果が出ました。

内容の詳細は長くなるしキヨさんのROIを下げられないので言えません。笑

次にASPTで木原直哉さんと二日間丸々同卓したことですね。木原さんがmain1位で僕が2位でしたが、木原さんの珍しい戦術を真似して取り入れたり、プレイヤーのかけ方戦術もTritonでも相手によって取り入れました。

いろいろお話も聞かせてもらいました。これらも木原さんのROIを下げられないので言えません。本人は気にしなさそうですが。笑

3点目はGTOを回してます。ただ他のことにも共通していますが、全てのアクションを期待値的観点で言語化できるようにならないと効果が薄いと考えています。

4点目は外の強いプロのYouTube動画をみますね。もちろん世界のヨコサワさんをはじめとした日本のポーカーYouTuberの方々も拝見して勉強させてもらっています。

5点目は海外トナメでスーパープロ達と同卓したときにプレイを言語化出来るぐらいまで自分なりに理解して取り入れることもしています。


他にもいろいろです、ポーカーは奥が深いです。

運ゲーと言われる事がありますが長期でみればかなりのスキルゲー

競馬とポーカーの共通点はなんですか?

完全には正解が数値化できない対人競技の期待値を積むということですね。

対機械、例えばパチスロは算数なので計算さえすれば完全正解を言語化でき論理的に勝てる方法が説明ができます。オカルトや流れを排除して徹底的に期待値を求めれば長期では99.9%プラスになります。

それに比べて対人競技は期待値を積むことのハードルは高いです。競馬ポーカーどちらも運ゲーと言われる事がありますが長期でみればかなりのスキルゲーだと認識しています。

パチスロは負けている方でも勝たせれるようにコーチングは簡単ですが、競馬は専業プロや上級者クラスにならないと言っている事や勝ち方の全てを理解してもらう事は難しいです。それぐらい深く難易度は高いです。

期待値論者視点からいえば、競馬やポーカーはオカルトや流れのような悪魔の証明がより正当化されやすい環境ではあるのでそこでも差は生まれるのかなと。

あとはメンタルですね、対機械は下振れが続いて熱くなったとしても簡単な期待値教科書に則って立ち回ればプラスになります。

競馬やポーカーはティルトした時に雑になって大きく期待値を落としてしまう方が多いですね。ハッキリとは見えない期待値を相手にAI的思考を徹底できるだけでも上位に入れると思います。

それが対人競技で勝つ為の真髄なのかなと。

最後に、今後の意気込み・目標をお聞かせください。

期待値を積むだけです。

インタビューにお答えいただきありがとうございました!
今後のさらなる活躍をお祈りしています!

あなたもポーカーの世界に飛び込みましょう!

歴半年ながらナーツさんが8,700万を獲得したように、ポーカーは歴が浅くても勝てる可能性があります。

当然ナーツさんのように実力を身につける必要がありますが、他のスポーツと比べても勝利への道のりは短いです。

日本では3,000円ほどで遊べるお店がたくさんあります。まずはここからポーカーの世界に飛び込み、大金を稼ぐプレイヤーになりましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

世界のヨコサワのROOTSでポーカーを始める。ポーカー歴約4年、週4日以上は都内のアミューズメントポーカー店舗に行くほどのポーカー狂。ROOTSでポーカーの楽しさを知りJOPTなどの大会に参加してポーカーの世界の広さを知り、海外にも挑戦するようになる。海外大会で優勝し200万円ほどの賞金獲得経験あり。

コメント

コメントする

目次