1970年以来、50年以上の長きにわたり、世界最大のポーカー大会として世界中のポーカープレーヤーから愛されているワールド シリーズ オブ ポーカー …WSOP。今年はメインイベント参加人数が過去最高参加者を大幅に上回り10,034という大記録を樹立しました。
本記事では日本から世界の強豪のみが集まる$25,000ヘッズアップイベントに参加し話題となったTOJさん・めっしさん・れいちゃそさんに加えNatural8プロのつぐ兄さんの4名に、今年のWSOP通じての思いを語っていただきました。
TOJさん:ヘッズアップレジェンドdoug polkとの対戦は胸が高鳴った。
WSOP遠征お疲れ様でした。全体を通していかがでしたか?
$25000トーナメントに出場させていただき、またハイレートキャッシュにも挑戦できて充実した遠征でした。
中盤まではライブキャッシュ初の下振れをくらいきつい時もありましたが、それも含め良い経験となりました。
またオンラインの海外鉄強とも同卓することができ、普段お互いの顔を見ずに戦っている相手とライブで打てるのはロマンがあるなと思いました。
また来年もWSOP期間に来ようと思います!
$25,000ヘッズアップへの出場をした時の感想を教えて下さい!
まさかのレジェンドヘッズアッパー、doug polkとの初戦でした。
どうせやるなら強い奴とやりたいと思っていたので対戦カードを見た時は興奮しました。
dougのヘッズアップコースを見て勉強していたので1ハンド1ハンド胸が高鳴りながらのプレイでした。
勝つことしか考えていなかったので飛んだ時は頭が真っ白になって数日落ち込みました(笑)
また来年必ずリベンジします!
今シーズンの成績
キャッシュのみ339h稼働 +$93,000
めっしさん:画面の中でしかみたことがない景色が、現実に。
WSOP遠征お疲れ様でした。全体を通していかがでしたか?
今までYouTubeで見たことしかない会場の光景を目の当たりにした時は感動しました。
まさか自分がそこにいるなんて、ポーカーを始めた時は思いもよらなかったです。
何か人生が変わるような結果は出ませんでしたが、あの場所でトーナメントに出られること自体がとても恵まれていることだと帰国後改めて思いました。
$25,000ヘッズアップへの出場をした時の感想を教えて下さい!
ここ数年で感じた中では最大の緊張で、Apple Watchの心拍数は150+を1時間以上記録していました。
ただ、絶対にマネープレッシャーで手が震えると思ってましたが、意外にも普段と変わらないプレイができたと思います。
序盤はリスクを取りたがらない相手に、3bpでリバーに80bbのブラフを通したり押し続け250bb vs 50bbまで追い込めました。
ただ、やはり相手はプロでありここから先なかなか押せなかったです。
何一つ後悔のないプレイはしましたが、それは自分が最善に近い選択肢をそもそも持ってすらいないからで、もっと勉強しないといけないなと思いました。
今シーズンの成績
$600 Deep stack 65th /6085
ITM 獲得賞金 $5200
れいちゃそさん:ヘッズアップ3回戦まで進出!今までの人生でヘッズアップの相手として最強の3人だった。
WSOP遠征お疲れ様でした。全体を通していかがでしたか?
WSOPは3年目の挑戦でした。1年目は1週間、2,3年目は1ヶ月半参加しました。
今年は$1,000~$3,000をメインに出るような計画でした。
その価格帯のイベントがWSOPにない場合は、同価格帯の他のカジノのトーナメントや、キャッシュゲームをする時間にしました。キャッシュゲームは$5-$10~$20/$40のNLHをメインでプレーしました。
正直、今年トーナメントはあまり成績が良くなかったです。
WSOP前にトーナメントについては、勉強しました。
実際はもう少しいい成績になると思っていたんですが、勉強がまだまだ足りない事を認識し、次の大会で思うような実績が出るよう頑張ります。
キャッシュゲームは想定される位の時給が出ました。
ポーカーをやる上どちらも大事にしながらポーカーできるようにしたいです。
来年もWSOPに挑戦できるように、日本でも仕事したり、ポーカーの勉強をよりして、次の大会に挑もうと思います。
$25,000ヘッズアップへの出場をした時の感想を教えて下さい!
あらためてヘッズアップを座学、実戦含め勉強をしました。
プリフロップ含め、レンジの考え方をより深く学びました。
特にこのトーナメントに出ている人は著名なプレーヤーが多いので、とても楽しみでした。
向こうからしたら、華奢な若い男性のアジア人としか思われていないだろうし、タイトにプレーするよりアグレッシブにプレーしていこうと思っていました。
1回戦目に関しては、名前も知らない方でしたが、ヘッズアップを専業にしている方でした。
お互いに拮抗していましたが、ラストハンドでストレート>2ペアで大きなポットになり決着になりました。
2回戦目に関しては、ヘッズアップ世界最強と謳われるボタンクリッカーと対戦しました。
彼は、全てのアクションが洗練されていました。
正直GTOからかなり外れた、理解に苦しむプレーをされたシュチュエーションが2,3回あって、
何か彼は僕に対してリークを早い段階で見つけてたんではないかと思います。
しかし、一度も原点以下になることはなく、1つ大きなポットを取ってから、押していって勝つことができました。
3回戦目に関しては、TOJさんと初戦対戦したレジェンド doug polkと対戦をしました。
勝てば7.5万ドル(約1000万円)負けたら0の勝負はとても緊張しました。
ただ、前日は疲れ過ぎて、ぐっすり寝れました。
doug polkは、かなりタフ!なプレイヤーでした。
彼の記事でも、僕をアグレッションが高く、タフな相手と回答をしていて、
お互い大きなポットを何度も取り合うようなポーカーで一番疲れました。
対戦相手の中では、一番苦労しました。何度も対戦中に心が折れそうになりました。
僕がポーカー辞めない限り、また対戦できると思ってます。
いつかリベンジマッチをしたいです。
結果的に3回戦まで進めることができました。もう一回勝ってればITMだったので、勝ち切りたかったです。
どの相手もめちゃくちゃ強くて、人生で対戦したヘッズアップの相手だと1,2,3に強かった相手だったと思います。
今シーズンの成績
WSOP期間にITMしたイベント
【WSOP】
WSOP $ 1,500 No Limit Hold’em – Millionaire Maker (Bracelet Event 53) 505th $ 4,970
WSOP $ 5,000 No Limit Hold’em – 6-Handed (Bracelet Event 65) 135th $ 8,787
WSOP $ 777 No Limit Hold’em – Lucky 7’s – 7-Handed (Bracelet Event 77) 637th $ 1,555
WSOP $ 1,000 No Limit Hold’em – Flip & GO (Bracelet Event 89) 42nd $ 3,870
【Wynn Las Vegas】
The Wynn Summer Classic 12th $ 4,151
【Venetian】
$ 1,100 No Limit Hold’em – UltimateStack (Event 44) 73rd $ 2,622
【MGM Grand】
Grand Super Stack (Event 25) 64th $990
合計
賞金合計$26,945
つぐ兄さん:ブレスレットという夢をみつつ、WSOPの収支を安定させるコツを伝授します!
WSOP遠征お疲れ様でした。全体を通していかがでしたか?
今年は特にコロナ明けということもあり今までで最大の日本人がWSOPに参戦していたと思います。
しかしWSOPのトーナメントは参加人数が他の大会に比べ極端に多すぎるため収支を合わせるのは非常に困難です。そういった観点からは、WSOPに夢見るプレイヤーは多いですが現実は世界で一番オッズの悪い大会と思っています。
どうやってブレスレットを狙いWSOPで収支を合わせるか。僕なりの観点から3つの方法を提案します。
❶キャッシュゲームで稼げ!
日本でアミューズメントリングで安定して勝てるようにして下さい。
そしてWSOPへ行き、WSOPのトーナメント代をキャッシュゲームで稼ぎましょう。
日本のアミューズメントレベルで良いのかと言う点はコロナ禍で世界中でポーカーが流行ったため、日本のアミューズメントリング以下のプレイヤーが多くいるためタイトにプレイすれば勝つことはそう難しくないです。トーナメントの参加費が3,000ドル未満なら日本JOPTなどの方がレベルが高いと思います。
❷サテライトで稼げ!
WSOPは中盤頃から多くのサテライトが実施されてます。
WSOPのサテライトで勝つとトーナメントに使えるドルを自分のアカウントに入れてくれます。
このドルはWSOPのどんなトーナメントやサテライトにも使えるので一度トーナメントドルを手に入れればそれ度何度もサテライトに出ることができます。
この仕組みを使いサテライトに多く出場してサテライトで勝ち上がりWSOPイベントに参戦することで少ない元手でもトーナメントにたくさん挑戦できます。
❸MIXゲームを極めろ
これは参加人数が極端に少ないのと完全に攻略してるプレイヤーが少ないのでブレスレットを狙うにはMIXゲームが1番です。
では僕は今回どうしたのかと言いますとイベントに出続けてトータル収支を合わせることが難しいと考えているため、参加人数の少ないOmaha Hi-Loの1万ドルに参加し、後はWSOPメインイベント1万ドル、Ariaで行われる1dayハイローラー2日間のみの参加に絞り短期滞在としました。
僕はメインで優勝以外あまり興味がないのとトーナメント収支を合わせずらい多くのプレイヤーが参加するイベントを避けました。
今シーズンの成績
入賞
Aria High Roller 3位 $97,500
WSOPオンラインが8/20から開催!家にいながらブレスレットを狙おう!