ロイヤルストレートフラッシュは同じスートの「10・J・Q・K・A」で作る役です。
テキサスホールデムなど、通常の役の強さを比べるポーカーでは最も強い組み合わせになります。
「ロイヤルフラッシュ」も同じ役の呼び名です。
出現確率は最初の5枚だけで考えるか、手札と共通カードの7枚で考えるかによって変わります。
この記事ではロイヤルストレートフラッシュの成立条件・ゲーム別の確率・呼び方の違いに加え、引き分けになる場面や実戦での注意点を解説します。
【2026年9月12日確認】
公式ルールと計算条件を確認し、確率・引き分けの説明を更新しました。
ロイヤルストレートフラッシュとは?

ロイヤルストレートフラッシュの成立条件はスートと数字の両方がそろうことです。
スートはスペード・ハート・ダイヤ・クラブの4種類のマークを指します。
- 5枚すべてが同じスート
- 数字の組み合わせが「10・J・Q・K・A」
例えば「♠10・♠J・♠Q・♠K・♠A」なら成立します。
数字が同じでもスートが混ざっていれば、ロイヤルストレートフラッシュにはなりません。

完成形は各スートに1通りずつ、合計4通りです。
カードが配られる順番や、手元で並べる順番は問いません。
本記事の役順位と確率はジョーカーを含まない52枚のデッキを前提にしています。
低い役を競うローボールや、ワイルドカードを使う特殊ルールは別の扱いです。
成立条件と役の位置づけはPokerStarsのロイヤルフラッシュ解説でも確認できます。
他の役の成立条件や強さの順番はポーカーの役一覧にまとめています。

ロイヤルストレートフラッシュが
出る確率
最初の5枚
1 / 649,740
7枚から選ぶ場合
1 / 30,940
確率を見るときは何枚から役を作るかに加え、すでに見えているカードがあるかを分けて考えます。
配札前の確率を、実戦であと1枚を引く確率として使うことはできません。
テキサスホールデムでの確率
テキサスホールデムは手札2枚と共通カード5枚の合計7枚から最も強い5枚を選びます。
ロイヤルストレートフラッシュが含まれる確率は1 / 30,940(約0.003232 %)です。
これは手札をまだ特定せず、共通カードが最後まで開く場合の1人分の理論値です。
途中でフォールド(その勝負から降りること)したハンドや、卓の誰かに完成する確率とは区別します。
| 各時点までに完成している確率 | |
|---|---|
| ターンまで | 1 / 108,290 (約0.000923 %) |
| リバーまで | 1 / 30,940 (約0.003232 %) |
7枚の確率の計算式
7枚の組み合わせは「52C7 = 133,784,560通り」です。
4通りのロイヤルに、残り47枚から任意の2枚を加えるので、完成する組み合わせは「4 × 47C2 = 4,324通り」になります。
4,324 ÷ 133,784,560 = 1 / 30,940。
7枚に異なる2組のロイヤルは含まれないため、重複して数えることはありません。
カードの使い方はPokerStarsのテキサスホールデム公式ルール、数値はそのルールを前提とした組み合わせ計算に基づきます。
あと1枚で完成する場面の確率
例えば、手札が「♥A・♥K」、フロップ(最初に公開する共通カード3枚)が「♥Q・♥J・♣2」なら、必要なカードは「♥10」の1枚です。
この状態からリバーまでに引く確率は2 / 47(約4.26 %)になります。
- フロップから残り2枚を見る場合
「♥10」がターンかリバーに出る確率は約4.26 %。 - ターンで外れて残り1枚になった場合
「♥10」をリバーで引く確率は1 / 46(約2.17 %)。
相手の非公開カードやアクションから追加情報を得ていない前提です。
また、上の数字はロイヤルの完成確率であり、他の役で勝つ可能性を含むハンド全体の勝率ではありません。
5カードドローでの確率(初手)
最初に配られた5枚がロイヤルストレートフラッシュになる確率は1 / 649,740(約0.000154 %)です。
52枚から5枚を選ぶ組み合わせは2,598,960通りあり、このうちロイヤルに該当するのは4通りです。
「約65万回に1回」は確率の目安で、65万回プレイすれば出るという意味ではありません。
5枚の確率の計算式
52C5 = (52 × 51 × 50 × 49 × 48) ÷ (5 × 4 × 3 × 2 × 1)
= 2,598,960通り
4 ÷ 2,598,960 = 1 / 649,740
百分率に直すと約0.000154 %です。
5カードドローでの確率(交換後)
5カードドローで、同じスートの「10・J・Q・K・A」のうち4枚を残して1枚を交換すると、完成する確率は1 / 47(約2.13 %)です。
以下は同じスートの必要なカードだけを残し、残りを1回で交換する場合の計算です。
捨て札をデッキへ戻さず、必要なカードを捨てておらず、他人のカード情報がない前提とします。
| 必要なカードを残して交換する確率 | |
|---|---|
| 4枚残す | 1枚交換 1 / 47(約2.13 %) |
| 3枚残す | 2枚交換 1 / 1,081(約0.0925 %) |
| 2枚残す | 3枚交換 1 / 16,215(約0.00617 %) |
| 1枚残す | 4枚交換 1 / 178,365(約0.000561 %) |
| 0枚残す | 5枚交換 約1 / 383,485(約0.000261 %) |
5枚すべてを交換する行だけは4つのスートのどれで完成してもよい計算です。
そのため、特定のスートを狙って1枚残す行より高い数値になります。
交換後の確率を計算する考え方
交換する枚数をn枚とすると、特定のスートを完成させる確率は「1 ÷ 47Cn」です。
最初の5枚を除いた47枚の中から、必要なn枚をすべて引く組み合わせは1通りになります。
5枚交換の条件では「4 ÷ 47C5 = 4 ÷ 1,533,939」です。
交換の仕組みはPokerStarsの5カードドロー公式ルールを参照しています。
他の役との確率比較
役同士を比べるときも、同じ配札条件で比較します。
次の表は52枚から最初の5枚を配り、交換しない場合の確率です。
| 最初の5枚でできる役の確率 | |
|---|---|
| ロイヤル フラッシュ | 約0.000154 % |
| ストレート フラッシュ | 約0.001385 % |
| フォーカード | 約0.024010 % |
| フルハウス | 約0.144058 % |
| フラッシュ | 約0.196540 % |
| ストレート | 約0.392465 % |
| スリーカード | 約2.112845 % |
| ツーペア | 約4.753902 % |
| ワンペア | 約42.256903 % |
| ハイカード | 約50.117739 % |
例えばワンペアの約42.26 %はテキサスホールデムの7枚から選んだ最終ハンドの確率には使えません。
確率を実感できる比較
5枚の初手で出る確率は公平なコインで19回連続の表より低い水準です。
コイン投げは毎回独立し、表と裏がそれぞれ同じ確率で出るとします。
| 検算できる確率の比較 | |
|---|---|
| 表が19回連続 | 1 / 524,288 |
| 5枚でロイヤル | 1 / 649,740 |
| 表が20回連続 | 1 / 1,048,576 |
ロイヤルを経験するまでの回数はプレイヤーごとに異なります。
長く出ていなくても、同じ配札条件で次に出る確率が高くなるわけではありません。
「ロイヤルストレートフラッシュ」と
「ロイヤルフラッシュ」の違い

2つの名称は同じ役を指します。
呼び方によって成立条件や強さが変わることはありません。
PokerStarsは「Royal Flush」の表記を使っています。
一方、カードメーカーBicycleの解説には「royal flush」と「royal straight flush」の両方が載っています。
- Royal Flush
ロイヤルフラッシュ。英語のルール説明で使われる呼称。 - Royal Straight Flush
ロイヤルストレートフラッシュ。英語の資料にも表記例がある。
海外のルールや解説を調べるときは「Royal Flush」を検索語にすると関連情報を探せます。
「ロイヤルストレートフラッシュは日本だけの呼び方」と区別する必要はありません。
出典: PokerStarsの役名表記 / Bicycleの役名表記
ロイヤルストレートフラッシュの強さ

通常のハイハンド順位ではロイヤルストレートフラッシュより強い役はありません。
ただし、完成しても引き分けになる場合があります。
ロイヤルストレートフラッシュが
勝てる役
ロイヤルストレートフラッシュは他のストレートフラッシュ以下の役に勝ちます。
同じロイヤルストレートフラッシュはこの比較には含みません。
| ロイヤルより下の役(強い順) | |
|---|---|
| ストレート フラッシュ | 同じスートで連続する5枚。 この行ではロイヤルを除く。 |
| フォーカード | 同じ数字4枚 |
| フルハウス | 同じ数字3枚と別の数字2枚 |
| フラッシュ | 同じスート5枚。数字は連続しない。 |
| ストレート | 連続する5枚。スートはそろわない。 |
| スリーカード | 同じ数字3枚 |
| ツーペア | 異なる数字のペアが2組 |
| ワンペア | 同じ数字のペアが1組 |
| ハイカード | ペア・ストレート・フラッシュがない5枚 |
ロイヤルストレートフラッシュ
同士の勝負はどうなる?
テキサスホールデムで共通カードが「♠10・♠J・♠Q・♠K・♠A」なら、残っている全員が同じ役を使えます。
手札の強さによる差はつきません。
- 共通カード5枚だけで完成
手札を使わずにロイヤルストレートフラッシュになる。 - ショーダウンでは引き分け
手札を公開して勝敗を決める場面。
フォールドしていないプレイヤーが対象。
勝負はチョップ(引き分け)になり、ポット(その勝負に出されたチップ)を分けます。
サイドポット(一部のプレイヤーだけが獲得できる別のポット)がある場合は各ポットの獲得権利があるプレイヤー同士で分配します。
共通カード5枚だけでロイヤルになる確率は配札前で1 / 649,740です。
すでに自分の手札が分かっている場合はその内容によって確率が変わります。
スートの強さは関係ある?
通常のポーカーでは役の勝敗にスートの優劣はありません。
スペードだからハートより強い、という扱いにはなりません。
また、1組の52枚デッキを使うテキサスホールデムでは異なるスートのロイヤルが同時に完成することはありません。
各プレイヤーは共通カードを3枚以上使いますが、共通カード5枚に異なる2スートを3枚ずつ置くことはできません。
役の序列と引き分けの扱いはPokerStarsのハンドランキングに基づきます。
例外:ワイルドカードありの
「ファイブカード」
ジョーカーなどを他のカードの代わりに使うルールではファイブカードが上位になる場合があります。
通常のテキサスホールデムに、この役はありません。
ファイブカードとは?
同じ数字が5枚そろったものとして扱う役です。
例えば、4枚の「5」とジョーカーを組み合わせます。
Bicycleのルール解説ではワイルドカードありのファイブカードを上位に位置づけています。
特殊ルールを遊ぶ場合は採用される役順位を事前に確認するとよいでしょう。
ストレートフラッシュとの違い

ロイヤルストレートフラッシュはストレートフラッシュの一種です。
ストレートフラッシュのうち、最も高い並びに特別な名前が付いています。
ストレートフラッシュとは?
ストレートフラッシュは同じスートで数字が連続する5枚です。
例えば「♥5・♥6・♥7・♥8・♥9」が該当します。
- スートが5枚とも同じ
- 数字が5枚連続している
成立条件やテキサスホールデムでの確率はストレートフラッシュの解説記事でも確認できます。

ロイヤルはストレートフラッシュの最上位
ストレートフラッシュ同士は一番上の数字で強さを比較します。
「10・J・Q・K・A」はAが一番上になるため、ロイヤルストレートフラッシュと呼ばれます。
| 同じスートでそろった場合の比較 | |
|---|---|
| 「10・J・Q・K・A」 | Aを一番上とするロイヤル |
| 「9・10・J・Q・K」 | Kを一番上とするストレートフラッシュ |
| 「A・2・3・4・5」 | 5を一番上とするストレートフラッシュ |
A・2・3・4・5はロイヤルになる?
同じスートの「A・2・3・4・5」は5を一番上とするストレートフラッシュです。
Aを含んでいてもロイヤルにはならず、ストレートフラッシュの中では最も低い並びになります。
Aがあるかだけでなく、残りの4枚が「10・J・Q・K」かを見れば区別できます。
ロイヤルストレートフラッシュの
注意点
完成するカードを数える
↓
他の役で勝てる可能性を見る
↓
追加するチップ量と比べる
実戦で迷いやすいのはあと1枚で完成する場面です。
判断の材料には他の役と追加するチップ量も含めます。
ロイヤルだけを狙って参加しない
ロイヤルにつながる手札でも、毎回それを目指して参加するのは難しいでしょう。
ペア・ストレート・フラッシュなど、途中でできる役も含めて手札を評価します。
完成確率とコールする量を比べる
コール(相手のベット額に合わせること)を続けると、完成しなかった場合に失うチップも増えます。
あと1枚という理由だけでコールしないことが、無理な追いかけを減らす目安になります。
フロップでロイヤルにあと1枚なら、通常のフラッシュやストレートにつながるカードもあります。
ロイヤルの約4.26 %だけで降りると決めず、ほかの完成役と相手の強さを併せて考えるとよいでしょう。
完成しても獲得チップが増えるとは限らない
役が強くても、相手がフォールドすれば、それ以上のチップは引き出せません。
役の強さと獲得チップ量は別です。
同じスートが共通カードに多く並ぶと、相手もフラッシュを警戒しやすくなります。
完成したときは相手がどの役ならコールしそうかを考える余地があります。
ロイヤルストレートフラッシュの
よくある質問
数字 10・J・Q・K・A
スート 5枚すべて同じ
ホールデム 手札と共通カードの7枚から5枚
よくある疑問を、確率の条件と役の区別に分けてまとめます。
- ロイヤルストレートフラッシュの確率は?
-
最初の5枚なら1 / 649,740(約0.000154 %)、テキサスホールデムで7枚を見た場合は1 / 30,940(約0.003232 %)です。
どちらも配札前の理論値で、見えているカードの内容を指定していない計算になります。 - あと1枚なら何 %で完成する?
-
5カードドローで4枚を残して1枚交換なら約2.13 %です。
テキサスホールデムで必要な4枚が見えている場合はフロップからリバーまでで約4.26 %、ターンからリバーまでで約2.17 %になります。
他人の非公開カードやアクションから追加情報を得ていない前提です。 - ロイヤルフラッシュと違う役なの?
-
同じ役です。
どちらも同じスートの「10・J・Q・K・A」で成立し、英語の資料にも両方の表記例があります。 - 完成したら引き分けになることはある?
-
テキサスホールデムで共通カード5枚だけで完成すると、フォールドしていないプレイヤーが同じ役を使います。
ショーダウンでは引き分けになり、各ポットの獲得権利に応じてチップを分けます。
役の強さと確率を知って、
ポーカーを楽しもう
♠10 ♠J ♠Q ♠K ♠A
スートは4種類のどれでも同じ強さ。共通カードだけで完成したホールデムは引き分けになる。ロイヤルストレートフラッシュは同じスートの「10・J・Q・K・A」で完成する役です。
ロイヤルフラッシュも同じ意味なので、呼び方の違いで迷う必要はありません。
確率を比べるときは5枚・7枚・あと1枚の場面を区別すると理解しやすくなります。
実戦ではロイヤルだけにこだわらず、相手の反応やほかの役への発展も楽しめるでしょう。
実際のテーブルで遊んでみたい方は初心者講習や料金、エリアを紹介した全国の店舗ガイドが参考になります。

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